家をでる僕を見送る


静かすぎる場所
「いってきます」の声
空しく響いて

賑やかだった場所
「いってらっしゃい」の声
優しく包んで

そこに君はもういない
君のお気に入りの場所
君がしていたよう
見上げてみる僕


毎日ここから見上げた
君がなにを思っていたか
そんなことも知らずにいたんだね


君の真似をしてみたんだ
「ばかじゃない?」って笑うかな?

やってみてわかったんだ
ここから見える大空で
毎日ここから君が天気予想してた事

砂時計をかえすよう
君のくれた思いやり
今さら返してやれないらしい




家に帰る僕をむかえる

静かすぎる場所
「ただいま」の声
空しく響いて


賑やかだった場所
「おかえり」の声
優しく包んで

そこにもう君はいない
君のお気に入りの場所
君がしていたよう
寝そべってみる僕


毎日ここから見上げた
君がなにを思っていたか
そんなことも知らずにいたんだね



君の真似をしてみたんだ
「ばかじゃない?」って笑うかな?

やってみてわかったんだ
ここから見える景色に
僕が通る帰り道が見えるって事


砂時計をかえすよう
君にかけた心配を
今さら変えてやれないらしい




誰より挨拶を大切にしていた君
挨拶を面倒だと思った僕

挨拶を適当にする僕を怒る君
怒られる事に苛ついた僕


君がいなくなって気づいたんだ
返してくれない挨拶ほど
悲しいものは無いんだと


砂時計をかえすよう
君の悲しい微笑みは
今さらひっくり返せないなら


次に会う時までには
かえす必要がないくらい
君を笑顔にさせられるように
砂時計を置いて歩きだすよ


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

紫君子蘭


近すぎて当たり前すぎて
気づけなかった、
大切な人の存在の大きさに気付くという曲の
つもりで書きました(^ω^)

閲覧数:334

投稿日:2013/01/18 18:31:59

文字数:704文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました