たった1秒間でもつながっていたいんだよ
誰からも奪われぬように
嘘みたいな現実が尾を引いて飛び込んできた
当たり前のようにして からかっていた
太陽みたいに冷静だ 衛星みたいに爛漫だ
作られたものみたいに おどけてみた
不似合いな境遇と知って それが何?って笑って
意味なんかどこにもないふりをしてて
僕らは人間だった あまりに人間だった
勘違いも飲み込むくらいに
結ばれてく 唸り始めた感傷に
逃げられてしまうのならば
そこに立つのは誰なのだろう
今どうしようもなく単調に
捲られるこの季節なら
僕らで形作っても構わない?
たった1秒間でもつながっていたいんだよ
誰からも無残なまま終わらせられないように
きっとなにもかも秘密にしておけるんだ
このままにしておけるんだ
内側で生きていくんだ
共鳴させて感情センサー
積み上げた理想の先へ
どうでもいいことでさえも笑えた 笑えた
僕らはきっと有限で 不幸なくらい透明で
突然に散らされる 花のように
上ずった声は空中で 溶けてくように滲んで
世界が嗤ってるようだ 今更なんだ
あなたみたいになりたいな
あなた自体になりたいな
あなた自体になったらさ どうなるかな
僕らは人間だった あまりに純粋だった
今日をずっと夢見るくらいに それでよかった
機械的な心拍数 数えて眠りにつけば
明日には片づけられるの?
今どうしようもなく迷走だ
剥がれ落ちた心の壁
どこまでいけば止まるか知らぬまま
たった一度でも想われたんだよ
それなのに疑問は頭をすり抜けてゆく
いっそなにもかも終わりにしてしまおうか
やっぱり怖いままだった
同じくらい滲んでいった
共鳴させて感情センサー
目を開けてさ
忘れることのないように今は今は
たった1秒間でもつながっていたいんだよ
僕らがもう世界にしがみついて生きないように
夜がこないまま埋まっていく酸素の供給量
狂っていく時計の秒針と祈ってる両手の感覚と
共鳴させて感情センサー
積み上げた理想の先へ
あなたの言葉は今も綺麗だ綺麗だ
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