「はい始まりましたこの番組。ここから先は、ミクとリンの『ツッコミし隊』をお送りします! 司会は私ミクと、リンです」
「ツッコミまくりますよー」
「さてさて今回は、『数学編☆1』ということで、順列についてツッコミしていきたいと思います」
「順列? なんですか、それ。聞いただけでもおいしくなさそうですよあーやだやだ」
「じゃあ、ここに1と2と3と4のカードがあります」
そう言って、どこからともなく4枚のカードを取り出すミク。
「5はないの?」
「・・・今回は使いません」
「ふーん」
リンは興味深そうに、カードを見つめる。
「この4枚のカードのうち、3枚を選んで並べて、3桁(けた)の数を作って下さい」
「じゃあ、1と3と4。2はいーらないっと」
リンは1と3と4のカードを手に取った。
「1と3と4ですね。では、百の位と十の位と一の位に当てはめて下さいな」
「ん~っと・・・。・・・・・・・百の位が3で、十の位が1、一の位が4・・・っと、こんな感じかな」
次々と3枚のカードを並べるリン。
「314・・・。はいできあがりですぱちぱちぱー」
「わーい、ぱちぱちぱー・・・って、なんかむなしいんですけど。一体、これと数学と、何の関係があるんですか?」
「それでは今のをもう一度、解説しながらやってみましょう」
そう言って、ミクはカードを元に戻す。
「まずは1、2、3、4の4枚のカードの中から、1という数字のカードを選びましたね」
「ミクは1のカードを手に取る。
「しかし、この4枚のカードは何を選んでもいいので、別に、1じゃなくても2でも3でも4でもいいんです。なので、4通りあるといえます」
「4通り・・・。ほんとでも、・・・へえー。たまにはちゃんと説明するんですねー、いーやはやー」
「冷やかしはよそでやって下さい、お断りです。・・・それで、さっき1のカードを選んだので、今度は2、3、4の3枚のカードから1枚を選びます。そして、リンは選んだカードの数字は3.この場合も、どのカードを選んでもいいので、3通りあるといえます」
「ほーい」
「最後に残ったカードは2枚。2と4です」
「私が4を選んだから・・・どうなるの?」
「2と4のカードから1枚を選ぶ。この場合は2通りあります」
「じゃあ、4通りから1つ減って、3通りから1つ減って、2通りから1つ減って・・・っていう感じですねー」
「そういうことです。それで・・・」
「・・・314は関係無いんですねー」
「・・・・・・・・申し訳ありませんが、反省はしません」
「はいもう次へー!」
「それで、さっき言った4通りと3通りと2通りを掛け合わせてみましょう」
「掛け合わせ・・・?」
「掛け合わせとは、掛け算です。ということで、4×3×2となるわけです」
「計算すると、24になりますねー」
「この24という数は、作ることのできる3桁の個数を表します」
「えっ、24個も作ることができるんですかっ!?」
「・・・おぉ、素で驚くリンは珍しいですー」
「ちっ」
「舌打ちはだめですよ、リン」
「わかりましたー、よー」
「返事の仕方が毎回適当ですね」
「だってだってー」
「だだこねは受け付けていませんよ。それで、さっきのが数学でいう『順列』とよばれるものの考え方でした。・・・分かりましたか? まぁ、順列なんてあんまり出てきませんからね。でも、これをきっかけに、数学へ少しでも興味を持ってもらえたらいいですねー、リン?」
「んー、なんだってー?」
「はぁ、もういいです。というわけで、そろそろ時間です。それではみなさん、ごきげんよー」
「ごきげんよー・・・って、あれ? もうおわり???」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ツッコミし隊! (数学編☆1)

こんにちは、今回三度目の登場ですこんばんは!
今回も前回で言った通りです!><
数学なんてものはこの世界で一番おいしくないものだと断言したいです←

次回も、お楽しみに!^^

閲覧数:95

投稿日:2010/10/12 16:49:58

文字数:1,520文字

カテゴリ:小説

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  • 久我 愁

    久我 愁

    ご意見・ご感想

    ツッコミまくりやな(笑)
    テストお疲れ様です

    2010/10/12 17:15:25

    • もごもご犬

      もごもご犬

      >憂衣 愁くん

      この頃メールが送れないのは何でだろー?

      にゃっはっは、ツッコミし隊!だもんww
      ありがとねー^^

      2010/10/12 17:33:14

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