満たされないことばかりだと
ただ恨み言を吐いていた
怖気立(おぞけだ)つような 心隠して
未来求めるはずも無いから

焼け付くほど優しい言葉
でも足りない 全部ください
誰の善意も 搾り尽くして
今日も星空は海へ沈む

忘れられたい 忘れあいたい
青い夜空が どこかささめく
傷を付けては 色を探して
それを眺めて何を思うの?

求められたい 求めあいたい
変光星(へんこうせい)が 巡り始めた
「間に合わないな」時計外して
空を見た

今の僕に見える光
それだけで良いなら
守れるかな 掴めるかな
もう一度手を差し出して
ファインダーを覗きこんだ
夜空に君を探したんだ
遥か(彼方)から君の涙を届けて

値踏みされた自分の価値も
言うほど間違っていなくて
生まれ変われる気もしないよな
世界の隅 鈴の音(ね)が響いた

月の光が照らすから 眩しくて
淡く光る僕の答え 掻き消した

僕は呟く
「どうか、お願い。望まないから奪わないでよ」
あのひとつだけ 僕のための光でしょう?

『死んだら星になるなら、星は消えたらどうなるの?』
『いつの日か消えた星は、地球に生まれてくるの』

今の僕に見える光
失うのが怖くて
この手でもって 壊したいって
矛盾した感情抱いて
ファインダーを払い捨てた
この世に君を探したんだ
君は(どこに)今すぐ僕のこと呼んでよ

光る星は弱く消えた
穏やかな暗い夜
守れるかな 掴めるかな
ふたたび星になる前に
テレスコープ置き去ったまま
がむしゃらに走り出したんだ
君の(強い)産声を高く響かせて

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鈴音(りんね)

歌詞募集楽曲への応募のために投稿しました。

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投稿日:2018/04/07 23:01:25

文字数:663文字

カテゴリ:歌詞

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