光も 射さない場所で
身体をうめた 人魚姫
深く閉ざしたその声は
今は聞かせる 当てもなく

乾いた心の底に
静かに落ちる水の音が
尽き果てること願う度
一層渇きを与えてく

汚れ纏ったその足は洗う術もなく

歪められた真実(ものがたり)に
抗えもせずに

息の仕方さえも忘れた魚が
水の底で生きていくの?
いっそ、昔の悲劇(ものがたり)のように
泡沫(うたかた)になりたかった


解けた糸を手繰(たぐ)っても
行く当てはなくて
再び結ぶことさえも許されはしない

喜劇のヒロインはあの娘でいいのに私じゃダメなの?
ここで生んだ恋は私の知らない場所で育っていった

漕ぎ出す尾ひれを失った人魚は魚でもなくて
愛という自由で手にしたものは私を縛る鎖だった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【初音ミク】人魚姫【歌詞】

オリジナル曲人魚姫の歌詞です

閲覧数:405

投稿日:2015/09/29 23:19:06

文字数:328文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました