悪魔とリンはしばらくの間無言状態になった。
「リン、あなたとうとう頭までおかしくなったの?」
リンのそばを通るリンのクラスメイトがくすくす笑いながらいった
「あ・・・頭までおかしくなったって、こいつの姿見えない?」
「え?何のこと?リン本当に頭大丈夫?」
クラスメイトは苦笑しながらすぐにその場所を立ち去っていった。まるで見てはいけないものを見えている少女にあっちゃった~って顔をしながら
「ほらな?」
悪魔は再び正門に歩きはじめた。
「あ~、もうっ!」どうやったら天使を召喚できるの?と思いながらも「どうやったら引っ込んでくれるのかな?」
「んぁ?ああ、1年後に契約期限がきれるからそしたらおkって訳さ!」
手をグーにして何をするかと思えば親指をたてやがった。グッジョブじゃないっつーの!!
「でも」そういいいきなり悪魔はまじめな顔になり少々びびるリン「・・・いや、お前の家に着いたら教える」
「なんだよっ!まったく言うならはっきりいってくれた方が──」悪魔はダッシュでリンの家の方向へと走り出した。リンの家は知らないはずなのに・・・「──ちょっとまってよ!」
「お前オレには普通に喋るんだな、お前のクラスメイトにはつめてぇーのに」
「うるっさい、もう黙れ」
まったく、何で完全記憶能力をもつ私が間違いをおかすのかな?
結局帰っても教えてくれなかった。
その夜、リンはあるおかしな夢を見た。魔法陣が浮かんでいて自分は天使のコスチュームをし、その上に立っている・・・祈り?目をつむって何故かお祈りをしているように手を組んでいる。私ってこんなに髪長かったっけっていうぐらい髪がのびている
「はっ!」
「どうした?」
悪魔は・・・悪魔は・・・
「なんで私の隣で寝てるの?しかも顔を近づけているなんて・・・この変態っ!」
「ちったぁ嬉しそうにしろ、この悪魔様のファンサービスが単なる変態にみえるのか?普通だったら悪魔の世界だと女の子はもうメロメロ──」
「──どうやったらメロメロになるってんだこの変態悪魔男っ」
何か漫画のような設定でついドキッ!としてしまう・・・いけないいけない
「何か漫画のような設定でついドキッ!としてしまう・・・いけないいけないってやっぱり嬉しいんじゃん」
「ち、違うよ!勝手に心読むなぁ~」
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