冷たいナイフで抉り取ってほしいの
暖かい涙腺を片方ずつ
煌めく水晶に閉じ込めて
薄汚く色褪せるまで

夜の匂いの中を歩く
浮ついた頭の中では
醜い学者たちが忙しそうに
星の数を数えている

破裂しないように
少しずつ裂いていくの
甘美な痛みに色がつくまで
だってほら綺麗でしょ?

冷たいナイフで抉り取ってほしいの
生温い血管を一つずつ
煌めく水晶に滴らせて
深紅色に輝くまで

溶け出して絡み合う前に
切り取って飾りにするから
離さないで見つめていて
身に着けて傍にいさせて

冷たいナイフで抉り取ってほしいの
暖かい涙腺を一つずつ
煌めく水晶に閉じ込めて
白銅色に褪せるまで

冷たいナイフで抉り取ってほしいの
生温い血管を一つずつ
煌めく水晶に滴らせて
暗赤色に染まるまで

温かいナイフで掬い取ってほしいの
冷たい感情を一つずつ
揺らめく私に寄り添って
あなたの色に染まるまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

古脳

早く消えてしまえ

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投稿日:2022/04/13 08:01:51

文字数:392文字

カテゴリ:歌詞

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