カーテンが風に揺られてあの雲が覗いてる
空だって青いのに
僕は壁の染みを眺めてる

そういえば、昔作った秘密基地を見たんだ
マンションに変わってたんだけど 嗚呼

期限切れの日々を掃いて捨てる
そんな風になれたらいいけどさ

もういっそ
空を飛んでしまえたなら
この歌一つをあげるよ
あの丘行きの汽車に乗った頃、
夏がきて「もうさよならね」ってさ
君は笑っていた
その顔でさえも忘れてく

大それた話はなくて
したいこともないのです
退廃を書き殴ってる
サイダー片手に持ってさ

あーだこーだ言ってるうちに
大人になっちまって
「あれ、どこに向かってるんだろな」嗚呼

子どもの頃の帰り道の匂い
ただそれくらいのものに焦がれていた

もうずっと
生きる声失くしたまま
この歌一つ描けたら
僕らは風景に混ざって行く
二人だけの夕暮れの下 君は笑っていた
鮮やかな痛みが残っている

ずっとそうなんだ
騙し騙し歩いては 心ってやつを探して
挙句の果ての今だ
本当は分かっていた
朝も 昼も 夜も
今も 明日も 拭い切れない

「歌を歌いたい。」

そうだ
青空を景色に選んで
この歌一つ描けばいい
あの丘行きの汽車に乗って征く
夏がきても さよならなんてさ
言えない僕のままで

今でも夢に見ているんだ

夏がきて 「また明日ね」ってさ
僕ら笑っていた
それでいいかと呟いた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

リル

閲覧数:171

投稿日:2020/05/20 19:24:45

文字数:585文字

カテゴリ:歌詞

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