A
昔々のその昔
小さな村に16の
可憐な娘がおりました
彼女の素敵な歌声は
村の誰もが好きでした

B
しかしある日の昼下がり
神に捧げる生贄に
くだんの娘が選ばれた
彼女は全てを受け入れて
民の為にと微笑んだ


s
消え行く命
暗い闇へ閉じ込められた
彼女は静かに歌い出す
声は寂しげ 歌は儚げ
民はとても口惜しかった


A-2
昔々のその昔
小さな村に14の
可愛い少女がおりました
少女は娘の歌声が
憎く思えて悔しかった

B-2
そこである日の日の出時
村一番の長老に
威勢を込めてまくし立てた
「私よりも歌の上手な
彼女を殺して頂戴な」


s
今宵の生贄
それが彼女だと知った時
少女はとっても喜んだ
声は大きく 歌を歌って
―コレデ私ガ村一番―


A-3
昔々のその昔
娘の死に際見る為に
聞き耳立てるはあの少女
僅かに聞こえる清らかな
声は少女の好きな歌


s
消え行く命
少女は間近で見ていたが
彼女の静かな歌声に
耳を奪われ 涙は流れ
声を合わせて歌い出す


s
震える少女
気づく 犯した大罪に
償い求めて苦に生きる
月日は流れ15になった
少女は皆に告げました


『―今宵の彼女(かみ)の生贄は―

――私。』




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • オリジナルライセンス

優麗娘と悲劇唄

ストーリー性を考えて…。
登場するのはミクとリン(イメージ)。
リンがミクに嫉妬しちゃったお話。

閲覧数:82

投稿日:2012/03/12 20:10:41

文字数:531文字

カテゴリ:歌詞

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