朝13時半のやさしい陽の香りを 身にまとったとろける虚脱感
動かぬ四肢を引き摺り過去を這った あたし メランコリエ
がらんどうの頭 無彩色の外の世界 落下する錠剤 不安定な状態
あの夜から逃げるように毛布かぶって うまく息ができない
取り繕えたら ふつうになれたらよかった 親の期待に 応えられたらよかった
“努力不足” よく知った指にさされて 地面がゆがんだ
透明な地獄に堕ちてゆくの 堕ちてゆくの 奈落の底まで
はじけてあたしの果肉が散って 果肉が散って 朽ちるんだ
「醜い憎い悪い子が生きてます」 顔に背中に書いて街を徘徊く
いらない脆い出来損ないの肉が 恥を晒しながらほほえんでいる
iPhoneのデフォルトの着信音が嫌いで パパの出す大きな声が嫌いで
夕方に鳴るサイレンが嫌いで ベッドから抜け出せない自分が嫌いで
体は大人 こころは子供の迷探偵 「あたしはきっと」おみごと、名推理
錠剤の効果 切れるまで放っとこうか まだ夜は終わらない
有毒の天国へ昇ってゆく 昇ってゆく 光が差すまで
熱線があたしのからだを焼く からだを焼く ウェルダンで
醜い憎い悪い子が生きている いらない脆い出来損ないの肉が
足掻いている
なんで何錠飲んでも効かないの もう ずっと ずっと ふるえて きえたくて
泣いて泣いて裂けた喉が熟れて このまま誰かに食べられちゃいたい
口に残るチョコの酸味が嫌いで ママの起こすヒステリーが嫌いで
夏の青い青い空が嫌いで 死ぬ勇気すらない自分が嫌いで
夜2時半の虚ろな月の明かりを 身にまとったほどける無力感
動かぬ四肢を引き摺り過去をなぞった あたし メランコリエ
コメント0
関連動画0
歌詞設定作品1
オススメ作品
さっき眠ってから 時計の針は動かない
じっとしてればいつも 夜明けなのになぁ
廻らない時の中 光を探す事すら馬鹿みたい
君を待とう
どうしようもない気持ち
君がいなきゃ 何も出来ない
僕の事を忘れてたら すこしへこむな
今日時計が 動いたよ
面白いほど渦巻いて
君が乗り込んだので さぁ生まれよう!...インヴィジヴルコクピット
南ゆに
「先生、今日はお休み…」
ユキがキヨテルにそっと話しかけた。
「ああ、はい。今日はゆっくり出来ます」
微笑んで答えてやると、ユキは安心したように微笑を返し、テーブルの上に並べられたその日の朝食に手を伸ばした。トーストに、小さくてきれいに焼かれた目玉焼きとベーコン、そして牛乳という、特に代わり映え...鏡の悪魔Ⅴ 15
リオン
ひとりぼっちの夜の月が いつまでも浮かんでた
グルグル廻っている ひとつだけの星で生きている
私頑張ってるからさ 御利益をくださいな
カラカラの体に ありがたきお水注いだら
今日も誰にも逢えないしさ ほら一緒に遊ぼうよ
ひとりぼっちの夜が好きで いつまでも泣いていた
もう二度と逢えない人たちばかりが...狐日和 歌詞
冬館
冬が過ぎ去った。
どうにもこうにも恋しくなって
会いたくなったんだ
離れられないまま
春が過ぎ去った。
どうにもこうにもいかなくなって
桜が落ちて
傘を差した
色褪せていくまま
タイムワープ...タイムワープ (Lyrics)
shikisai
注意書き
これは、拙作『ロミオとシンデレラ』の外伝です。
外伝その二十三【メイコの思案】に登場した、キヨテルの過去エピソードです。
なお、このエピソードは本編からは完全に独立していますので、単独で読めると思います。
重めの話となっていますので、そういうのが苦手な方は読まないことをお薦めしま...ロミオとシンデレラ 外伝その二十八【やまない泣き声】前編
目白皐月
ひとつ抜け出せたしがらみ 目指す憧れている姿に
妬ましい気持ちが魂からこみ上げるこれが本当のあたし?
ただ暗闇の中 騙り合ってさ この目に映るすべてがfuzzyなら
そびえ立つタワーの頂に 行こうぜ気晴らしに to have a cigaret with me
ドラマチックな展開はいらない 陽だまり...Moonlit Sight (Lyrics)
shikisai
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想