教室の隅うな垂れた花弁
めくるページが指を繰る
明日になれば何かが変わる？
笑えない冗談は嫌い

詰め寄った感情はささくれヒリヒリ痛む
嘘なんか知らないと見放した高い壁

誰より誰の色たちより
突き抜けてゆく
染められぬ瞳その中に
何が映るの？
だけどだけど今はちょっぴり辛いかな
吸い込んだ透明少女


携帯電話握りしめてた
逸れ(はぐれ)ないようにしがみつき
明日になれば何かが変わる？
笑えない冗談に笑い

引きつった感情を投げやりにただ押し込む
嘘ばっか塗り込んだカメレオン気取ってさ

上手に馴染めたつもりでも
いつしか透けた指先眺めて
ため息を吐き出すだけだ
消える消える色は
どこにも見当たらず
飲み込んだ透明少女


誰にも見えないワタシでも
ここにいたいよ
染められぬ瞳その中に
止まない景色
極彩色の夢は混ざって黒くなる
目は開けたまま

誰より誰の色たちより
突き抜けてゆく
染められぬ瞳その中に
何が映るの
君は君だ それもいつしかわかるだろう
さよならだ透明少女！


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( )で一文字扱いとします。

(きょう)しつのすみ うなだれたかべん
めくるぺえじが ゆびをくる
(あし)たになれば なにかがかわる
わらえ(ない)じょう(だん)はき(らい)

つめよった かん(じょう)はささくれひりひりいたむ
うそ(なん)かしら(ない)とみはなしたたかいかべ

(サビ飛ばします)

(けい)たいでんわ にぎりしめてた
はぐれないようにしがみつき
(あし)たになればなにかがかわる
わらえ(ない)じょう(だん)にわらい

ひきつったかん(じょう)をなげやりにただ(おし)こんで
うそばっかぬり(こん)だ かめれおんきどってさ

(サビ飛ばします)

だれにもみえないわたしでも
ここにいたいよ
そめられぬひとみそのなかに
やまないけしき
ごく(さい)しきのゆめはまざってくろくなる めはあけたまま

(サビ飛ばします)