A
君の目が閉じて開かないことを
僕は少しも知らずにいたんだ
僕をバカだと思うなら
起き上がって笑っておくれよ
B
この雫は何だろう
名も知らぬ透明な雫
温かくて冷たくて 海の香りがした
この雫は何だろう
この小さな雫は
S
何度も何度も 君を抱きしめた
温もりはどこにもないのに
何度も何度も 君の名を呼んで
返らない声を探したら
君を失ったことに気づいたよ
僕はひとりになった
A
君がもう二度と笑わないことを
僕は今でも信じられないんだ
僕を好きだと言ったのは
嘘じゃないと笑っておくれよ
B
この痛みは何だろう
苦しくて息もできないや
手を伸ばしたその先で 何かが揺れている
あの光は何だろう
あの優しい光は
S
何度も何度も 君とケンカした
思い出はひどく懐かしく
何度も何度も 仲直りしたね
傷つけた君が笑うから
君を憎みきることもできないまま
僕はひとりになった
B
この雫は何だろう
てのひらに零れた温もり
綺麗な光の粒が 静かに溶けていく
この雫は何だろう
この愛しい雫は
S
何度も何度も 君を抱きしめて
君の目が開くのを待った
何度も何度も 君の名を叫び
君が僕を呼ぶのを待った
君は優しく笑ってくれるって
信じていたかったよ
僕はひとりになった
僕はひとりになった
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