A
穢れた両手で 掬い上げた月夜は
少しも変わらず ただそこにあるだけで
偽り 幻 それでもいい わかってる
綺麗なものには 触れられない
B
可哀想なのは誰? 寂しげな眼差しが揺れる
突き刺さる言葉なら ごめんねなんていらない
やけに冷たい 心の記憶
通り過ぎた傷跡はまだ
S
誓いのような 祈りのような
君の声が 染み込む空
涙声が 零れ落ちて
光を 滲ませていく
可哀想で 愛おしくて
触れたい 抱きたい
こんな僕は 消えたらいい
言ってよ 言ってよ
A
砕けた心を 掻き集め見つめては
悲しい温度の 体に爪を立てる
どうして どうして 届かないと 知りながら
笑顔をくれるの こんな僕に
B
ひとりで歩いていく 優しさも虚しさも知らず
何も傷つけないで 生きられる人生なら
君に触れても 許せたはずさ
たとえそれが僕の指でも
S
終わりのような 始まりだね
君の声は 震えていた
戻れないよ それでいいよ
光が 遠ざかってく
笑う君に 縋りついた
死にたい 消えたい
こんな僕は もういらない
言ってよ 言ってよ
S
誓いのような 祈りのような
君の歌が 響いた空
キスの雨が 僕に触れた
瞬間 全てが終わる
痛みだけの 最後だった
それでも それでも
こんな僕を 愛してると
言ってよ 言ってよ
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君は許すことを愛だと言った
僕は愛してるからこそ許せなかった
正しさが怖かった
優しさが憎かった
B
交わらない愛の螺旋の果てに
出会わない運命を探した
輝く君の姿に目が眩む度
どうしようもなく君が遠ざかった...てのひらにキスを
ナツキ
A
君の目が閉じて開かないことを
僕は少しも知らずにいたんだ
僕をバカだと思うなら
起き上がって笑っておくれよ
B
この雫は何だろう
名も知らぬ透明な雫
温かくて冷たくて 海の香りがした
この雫は何だろう...愛しい雫
ナツキ
A
ただそばにいてほしくて
何度も嘘を重ねては
遠ざかった あなたとの距離をずっと
見つめていた あの頃
B
答えを 求めて
昨日に 縋りつく度
増えていく 傷跡は
誰かの叫びのようで...輝いた一瞬の
ナツキ
A
どうして涙が出るの?
こんなに胸が苦しいの?
全てを捨ててまで
あんなに願った あんなに愛した
夢なのに
B
何も生まない答えを 探してる
誰を傷つけても 目は閉じたくない
S...もう戻りはしないけれど、それでも
ナツキ
S
胸を張って 前を向いて
落ちた涙 拭いもせず
傷ついても 傷つけても
明日会える 光を待つ
A
遠く遠く 響く声に
よく似た人 探しながら
歩いていく 歩いていく
ひとりきりの 長い旅路...胸を張って、前を向いて
ナツキ
真っ白な世界だった
触れたものは灰になり
花は咲く前に綻んでいく
真っ新な世界だった
記憶の果てには眠る君の顔
温もりはもう思い出せない
体の痛みだけが真実のようで
どうしてかな どうしてかな
気づけばいつも 手を伸ばしている
温かいのかな それとも冷たい?...君が見えるよ
ナツキ
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