からん  からん
ねえ   ねえ?

君は僕の事が好きかなあ。




からっぽのまにまに 自己解釈  原曲様 ピノキオP


「うあー」

気だるい声を出しながら、ごろんと寝っころがる。
浴衣がうざったい様に体にまとわり付く。

僕は孤児だったので、親戚の家に引き取られた。
まあ不自由もなかったし、優しかったし、文句なしであったが。
でも、ここはもうおじいちゃんとおばあちゃんしかいないから、
今度は別の親戚の家に引き取られるらしい。

多分、いつかここで生きていたことなど忘れてしまうだろう。
だから、お金という大切なものを煙草という薬に変えて、
心の中でげらげら笑った。

こんなあっつい時に、こんなうざったい事を考えていたのは失敗だったと、頬をペチンと叩いた。



時は変わり、夜である。
夜はいつも色々なことを考えてしまうのでありました。

多分、いつかここで弱いフリをしていたことなど忘れてしまうだろう。
だから、お酒を少し飲んでほろ酔いになりながら。
夏の虫の声を肴にして、少し泣いた。


そしてついに、この家を出るときがきた。
おじいちゃんもおばあちゃんも泣いて、僕も少し泣いたが。
すぐに行かねばならなかったので、あまりゆっくり感動することはできなかった。

ぎゅうぎゅうのオンボロ電車に乗って、さあ発車オーライ。
きっと僕は、悲しみと期待で馬鹿みたいな面をしているだろう。



からん からん。僕の心はきっとからっぽでしょう。
終わりのない錯覚をただただ見続けて。
杯に月を浮かべるより、あっという間に僕の心は死んでしまうからね!
本日は、僕の好きな、僕の心の中の僕に会いに行こうという予定を、電車の中で密かに立てた。








前の小説のコメ返し。
梓杏李 海亜様
またまたコメントありがとうございます!!
凄い・・・です・・・って!?
どうしよう、テンションMAXになってきた←
じゃんじゃん語っちゃってください、大丈夫です(笑)
呼び方・・・・では馴れなれしく「海亜さん」と呼ばせてもらいます!
年齢・・・・多分私の方が低いんじゃないかなあと思います

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

からっぽのまにまに 自己解釈

ピノキオP様の「からっぽのまにまに」という歌を自己解釈で書いてみました、第二弾です。(前の小説の第二弾というのは間違いでしたすみません)駄文ですが、よろしければ読んでみてください。
あと、今回は少し昔っぽい感じですので、ご理解お願いします。

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閲覧数:989

投稿日:2011/04/02 23:02:48

文字数:895文字

カテゴリ:小説

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