目端に一筋の線が走ったんだ
それは気の所為かもしれないけど

振り返った僕の道の先には
ただ見晴らしのいい景色が広がっていた…


右へ左へ彷徨わせることで
空気に合わせる術(すべ)を得た

それが日常へと昇華した時
僕は丸みを帯びていた

他人(ひと)に優しくなってから
自分に甘くもなっていく

道端の石に恐れるようになると
影さえ大きくみえてしまうんだ…


言われなくたって分かってるんだ
逃したあれやこれが囁くことを
布団に入り目をつむったところで
堕ちる速度は変わらない


呼吸(いき)を止めて堪えることで
どんな景色にもなれるんだ

赤線踏むこと躊躇ってる内に
僕は透明人間へ

人に厳しくなってから
自分の汚れが目障りに

どんな壁も障害も超えられる
そう心の中なら侵されない


立ち止まってるつもりはないよ
でもあれやこれが通り過ぎてく
目を凝らして見たところで
捉えることはできないんだ


あぁ秒針を進めたい
叶うなら針を戻したい
頷かなくても大丈夫
全部分かっているから


落ち込んでる暇はないよ
砂漠から芽を見つけるんだ
かつての僕が囁くんだ
身を挺して守ることを

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  • 非営利目的に限ります
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過去空想

少なからず考えることを表してみました。

閲覧数:51

投稿日:2020/01/17 22:33:33

文字数:498文字

カテゴリ:歌詞

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