通り抜ける風は いつもより汚く
胸の隙間からも 吹き付けてく
飛べるはずと向いた 晴天の青空
笑うように澄んで 離れていった
マークを付けた 未来の位置が
今 ぼやける
広く果てない空間が 幾つも切り離されて
それでもどこにも居れない 私が手のひら零れていくよ
声を噛んで増える 雑多のコトノハに
内側からゆるり 毒されてく
飛べるはずと向いた 晴天の青空
いつかの背中だけ 思い出した
疑問を投げた 現状の解が
今 現る
色を付け足す空間が 幾重も積み重なって
それなのに何も見えない 私が水面沈んでいくよ
飛んていくよと 決めた心が
目を 見開く
広く彩る空間が 数多に降り注がれて
それでもどこへも行けない 私が零れ沈んで
二つ開いた手のひらが 線引き向こう側へ
それでもそこまで行きたい 真白の未来へ私は行くよ
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