ブルーウィンド・パレード

青い風が吹くとき　紙飛行機は遠く
悠久の空を　駆け抜けるよ
まるでおとぎ話の
青空が広がる
私のパレード
響き渡る

昨日の雨の水たまりがまだ
今日の晴れ空を　映して残ってる
走って学校に向かう今朝も
相変わらずの平和ないつもの一日

木の葉についた雨粒が　飛び降りて
私の頭にぽつんと　降り注いだ
そして広がった　風の香り
ああ　まだまだ夏は続く

青い風が吹くとき　太陽が輝く
どこからか聞こえる　風鈴も
熱を感じて　夢を見ていた
私たちの夏は　終わらない

「放課後　みんなでお祭りに行こう」
授業終わりに　約束したのに
突然の雨　頓挫したプラン
家の中で過ごす　退屈な時間

「あーあ　せっかく新しい服　用意したのに……
この夏最後の花火　見れなかったな……」
寂しい金曜日　黒に近い青の雨が降ってる

青い風が止むとき　雲が泣いてる
どこからか聞こえた　風鈴も
今日は静かに　夢を見ている
この雨が止んでくれればいいなって

青の風に　溺れた夢を見た
暖かくて　涼しい
一筋の光が見え　私は目が覚めた

青い風が吹くとき　虹が笑った
また鳴り始めた　風鈴も
声高らかに　歌を唄った
ほら　キミの胸の中にも

青い風はいつでも　みんなを包んでる
風鈴と一緒に　私たちは
喜びながら　歌を唄った
青い風のパレード
響き渡る