置いてきた あの頃のように
瞳には 青空が揺れる

不安な時でも そばにいた
不器用だけど触れれば 思い出すな

旅立ちはいつも はじまりに気付けるたびに
恐れながら 扉を 少し覗けば
並んだ影が どこまでも歩いてゆく
そこにはまだ 小さな 二人がいた
どんなときも

包み込む 手のひらの宇宙
悩みとか 星空に浮かべ

口には出せない 閉じ込めた
弱さや脆さをどこか 隠したくて

旅立ちはいつも かけがえないものをくれる
積み重ねた 足跡 塗り替えながら
分け合う熱が かぎりある未来の鍵
涙もまた 愛だと 教えられた
やめるときも

旅立ちはいつも 悲しいだけのものじゃなく
明日もまた 許した 同じ人なら
大切なこと これからのことを繋ぎ
目覚めたまま 見る夢 時を刻み
旅をするよ


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〈ひらがな表記〉



おいてきた あのころのように
ひとみには あおぞらが ゆれる

ふあんな ときでも そばにいた
ぶきよう だけどふれれば おもいだすな

たびだちはいつも はじまりにきづけるたびに
おそれながら とびらを すこしのぞけば
ならんだかげが どこまでも あるいてゆく
そこにはまだ ちいさな ふたりがいた
どんな ときも


つつみこむ てのひらのう(ちゅ)う
なやみとか ほしぞらに うかべ

くちには だせない とじこめた
よわさや もろさをどこか かくしたくて

たびだちはいつも かけがえないものをくれる
つみかさねた あしあと ぬりかえながら
わけあうねつが かぎりある みらいのかぎ
なみだもまた あいだと おしえられた
やめる ときも

たびだちはいつも かなしいだけのもの (じゃ)なく
あしたもまた ゆるした おなじひとなら
たいせつなこと これからも
めざめたまま みるゆめ ときをきざみ
たびを するよ