明日、窓に陽が見えたら
この手を引いてもよろしいですか

力も血飛沫もいりません
柔らかい陽射しとご飯と寝床と
そしてあなたがいれば平穏が訪れる

あなたの為に刃を振るう
それを厭いはしないけれど
できれば愛を
そして花束を
この手に持って死にたい

蕾、散らすこの運命
その身を恨んでいいですか
幻も悪意も今だけ消え失せて
矛先が誰へと向かないうちに

白い手から手へと受け取った
暖かい字のもと伝言が、ひらり
そして私の矛先一点を指し示す

あなたの為に覚悟を振るう
それを厭いはしないけれど
できれば君を
彼の疑いを
この手に乗せずいれたら

心揺れる 希望見えない
刀を引いてもよろしいですか
願うならこの身を今すぐ斬り捨てて
矛先を誰へも向かわせずに

今日、そこに花見えたら
この手を引いてもよろしいですか
幻も作為も何もかもいらない
矛先を誰へも向けずに折るの

永い 永い 夢の後に落ちる雫
そこの鍵はかかったまま……

明日、窓に陽が見えたら
この手を引いてもよろしいですか
叶うなら鎖を今すぐ解き放ち
行き先を空へと向かわせ飛びたい

矛先は誰へも向けないまま

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

閉鎖雛喚

“私はずっと光を望む、この狭い檻のような空間で”
好きなキャラクターのイメージソング的な感じを目指して。

タイトル気に入らなかったので変更。
「へいさすうかん」と読みます。

閲覧数:49

投稿日:2010/06/24 03:01:36

文字数:490文字

カテゴリ:歌詞

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