雨の音に溶かされていく君の言葉
泣きぬれた服冷たく重く張り付いて足が止まる

天気予報にも裏切られ
誰も信じないと言ったのに
八時前の星占いに
縋りついて今日も流されていく

雲間から覗いたお日様が
私にはまぶしくて
空を見上げてただ立ちすくむ
世界はこんなに広い

灰色に染まる町の風が
なぜか愛しくなって
傘を持たずに出かけてみよう
午後は晴れと言っていたから

誰の代わりに泣いてくれたの
土砂降りの空に微笑んだ
肌を指す水のぬくもりが
心の形を確かにする

傘色の花 鳥の歌声が
街の色どりを変えていく
空を見上げて歩き始めた
世界はこんなに広い

ぬかるむ道も泥んこ道も
私は歩いて行ける
同じ空の下 歩き始めよう
世界はこんなに広い

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨上がりの世界

自作小説 希詩懐声 作中曲

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投稿日:2025/11/24 20:29:43

文字数:322文字

カテゴリ:歌詞

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