A1
階段を 登ると 同時に
一つ 二つ 思い出す 記憶
あの笑顔 光景 全てを
三つ 四つ 思い出す あの日

B1
もう終わり そう言って 前を向き
温もりを 捨てた 左様なら
本当は 腕を引き 待ってよと
行かないで 言葉 求めてた

S1
影が 一つ 一人 一つだけ
戻りたい あの日 あの時まで
影が 一つ 独り 戻れない
帰れない あの日 あの笑顔に


A2
足を止め 何時しか 涙が
一つ 一つ 流れ出す ほろり
喧嘩後の 御免ね 大好き
五つ 六つ 思い出す 記憶

B2
寒いんだ 本当は 隣向き
何も無い 何も 下を向く
何時からか 解らない 解らない
もう一度 言葉 頂戴よ

S2
影を 一つ 一つ 数えたら
戻りたい あの日 に帰れると
思い 二つ 三つ 数えてた
戻りたい 無理だ 無理なんだ

C1
手を繋ぎ 歩いた あの階段
未来を 語った あの公園
手を離し 歩いた あの街中
別れを 告げた あの瞬間

大S
何時か 一人 一人 になるって
解ってた それを 認めるのが
怖く 作り 笑い 過ごしてた
解ってた それが 無駄な事と

登る 登る 進む 階段を
あの場所へ 戻り 帰りたいと
願う 願い 涙 流れ出す
影を踏み 言った 左様なら