「ちょっと、そこの鏡音レン!止まりなさい!」
後方から聞こえたその声に、俺、鏡音レンはゆっくり振り返った。
そこにいたのは・・・
「あれー、リンちゃんじゃん♪」
両脇にいた女から手を離すと、眉毛をつり上げてキッと俺を睨み付ける、鏡音リンの前に
立った。
「どしたの?・・・あ、もしかして、ついに俺に告白しにでもきたの?」
からかうようにそういうと、案の定、リンは顔を真っ赤にしている。
「ふっ、ふざけないで!だ、だだだだ誰が告白なんてす、するもんかあ!」
「かみかみだよ?まぁ、可愛いけどさ。」
「んなっ・・・!」
耳まで赤く染めたリンに軽く手を振り、その場を立ち去ろうとすると、怒声とともに手首を掴まれる。
「ま、待ちなさい!今日こそはあなたに生活態度を見直して貰うんだから!」
「やーなこった。じゃぁね^^」
「あ、ちょっと!」
ひらりとリンの手から逃れ、廊下を全力疾走する。
後ろから聞こえる「廊下は走るなあっ!」というリンの声も聞かずに。
鏡音リンは、ここ、戊賀露中学校の生徒会長である。
成績優秀、品性方向、容姿端麗、文武両道。
絵に描いたような優等生だが、正義感が強く、誰にでも分け隔て無く接する態度から、同級生にはもちろん、先輩後輩、教師にまで好かれている。
そんなパーフェクトなリンのただ1つの悩みが俺。
着崩した制服、だらしない生活態度、喧嘩、暴言、トラブル・・・、我が校の誇りのためにも、態度を改めなさい!・・・というのがリンの口癖である。
無論、俺はハナから改める気など無い。
理由は特にないが、ただ単にこっちのほうが楽しいからそうしているだけである。
「れーん♪」
声をした方を見ると、甘い声をだして、俺の腕をとり、上目遣いにこちらを見上げる亞北ネルがいた。
「おお、ネル。」
「もう、まぁたあの子にお説教されてたわけ?いい加減付き合うのやめたら?」
「そんなんじゃねぇよ。」
するりとネルから腕を取り返すと、ネルは不満げな表情を浮かべ、サイドテールにした髪の毛を指先で弄ぶようにしていた。
「もう・・・。レン、あの子のこと、好きなの?」
「・・・別に、好きとか嫌いとか、そう言うことは思ってない。・・・まぁ、おもしろいかなって。」
俺は軽く笑みを含んだ表情で、俺を捜し回っているリンちゃんを見つめた。
ネルはまだ何か言いたげにしていたが、俺はじゃあ、とだけ言って廊下を歩き出した。
昼休み。
何をするでもなく、俺は保健室のベットに横たわり、居眠りをしていた。
ちょうど保健の先生は出張で、一番日差しの当たる暖かい場所を陣取り、何度目か分からない大きな欠伸をしかけた時、シャッと小気味の良い音と共に、カーテンが開かれた。
そこに仁王立ちしていたのは、
「あれ・・・リンちゃん?」
なんとか荒れた息を落ち着かせたリンちゃんは、一呼吸おいて、やっとのことで言葉を紡いだ。
「かっ、鏡音レン!や、やっと見つけたあっ!」
「・・・もしかして、ずっと探してた?ふふ、可愛いなぁ、リンちゃんは♪」
「な・・・っわああっ!?」
軽く裏返った悲鳴と共に、リンちゃんの手首を掴むと、くるりと俺の隣に転がした。
「な、何をすrくぁwSEdiftgvふじこ」
「あははっ、日本語になってないよ?」
「は、はは離しなさい!」
「えー?いいじゃん。せっかく良い天気なんだし、お疲れの生徒会長サマも休まないと。ストレスはお肌の的だよ?」
「誰がストレス溜めさせてると思ってんのよ!」
「んー、俺?ww」
呆れ顔で俺を見ていたリンちゃんは、もう、というとにこりと笑った。
「・・・!」
何故だか、顔が熱くなるのが分かった。
ネルとか、他の女の笑顔を見たときとは、全く違う。
他の感情が、俺の中で生まれたみたいだった。
思わず顔を手で隠し、そっとリンちゃんの様子を見る。
「・・・・嘘だろ?」
今起きていたのに、りんちゃんは既に俺の腕に頭を乗せ、小さな寝息を立てていた。
「・・・っ///」
俺は、柄にもなく緊張しながら、リンちゃんの肩を抱き寄せ、微かに上下するリンちゃんの感覚を腕に感じながら、深い眠りについた。
それから、1時間後。
俺の目覚めは、とてつもなく衝撃的だった。
「な、なんて破廉恥なああああああああああああ!!!鏡音レン~~~ッ!!!」
「ちょ、ちょっと落ちついてって!これはリンちゃんが・・・。」
「ううううるさあああ~~いっ!///」
今にも殴られそうになりながら、俺はリンちゃんの顔をじっと見つめる。
「な、何・・・を・・・」
「俺、リンちゃんのこと好きになっちゃったかも♪」
ちゅっと小さな音が響いた瞬間、俺の意識はリンちゃんの黄金の右腕による懇親のパンチによって閉ざされた。
コメント2
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西に水爆3+甲標的 編成は割と使うから、
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強い装備ではあるんだけど、あったら便利の枠から出ないみたいな所がある!
通常周回なら更新前の塾でも使い勝手は変わらないかも!
あれ、撃墜補正を考えて消費量を抑えるのであれば、
改二がいいんじゃないかなーっ...ウィークリー任務してたらじゃかぽこ出る
mikAijiyoshidayo
確かに今持っておかないと
仮に★10にしても 全滅を免れないこともあるから
無理をしてでも回収任務をしておいた方が
全滅リスクを減らせると思えば尚更かなぁ......(欲しいよ(>_...『付けっぱなしに出来るのが増える』
mikAijiyoshidayo
いつも永遠を話した君は
なんでこんなに薄情なのか。
あなたは常に僕のそばにいるとか
一緒にいるとか言ったんじゃないの?
こんな噓をつく
君にとても会いたいけど
過去も今も明日も
探せないよあなたを
うつつの彼方にいる?
霞んでいく君の笑顔を...蒸發
rlrP
(Aメロ)
また今日も 気持ちウラハラ
帰りに 反省
その顔 前にしたなら
気持ちの逆 くちにしてる
なぜだろう? きみといるとね
素直に なれない
ホントは こんなんじゃない
ありのまんま 見せたいのに
(Bメロ)...「ありのまんまで恋したいッ」
裏方くろ子
眠い夢見のホロスコープ
君の星座が覗いているよ
天を仰ぎながら眠りに消える
ゆっくり進む星々とこれから
占いながら見据えて外宇宙
眠りの先のカレイドスコープ
君が姿見 覗いてみれば
光の向こうの億年 見据えて
限りなく進む夢々とこれから
廻りながら感じて内宇宙...天体スコープ
Re:sui
chocolate box
作詞:dezzy(一億円P)
作曲:dezzy(一億円P)
R
なんかいつも眠そうだし
なんかいつもつまんなそうだし
なんかいつもヤバそうだし
なんかいつもスマホいじってるし
ホントはテンション高いのに
アタシといると超低いし...【歌詞】chocolate box
dezzy(一億円P)
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ご意見・ご感想
アリサ
ご意見・ご感想
初めまして,アリサと申します
いいっスねww
『生徒会ネタ』大好きなんですよ!!
リン,かぁいいです!!
レンもかぁわいいんよぉ!!!!
はい
取り乱しました
すいません
二人ともすっごく可愛かったです!
気に入りましたので,ブクマさせていただきます!!
縦長になってしまってすいません!
それでは,失礼しました!!
2011/03/27 22:18:14
衣恋@ついった
生徒会ネタ良いですよね!私も大好きです!
つまり鏡音は可愛い!(`・ω・´)キリッ
ブクマありがとうございます!
感想ありがとうございました!
2011/03/28 09:49:11
幸@お仕事募集
ご意見・ご感想
すごくいいっ!!と思いましたw
特に最後ww
2011/03/20 18:35:49
衣恋@ついった
感想ありがとうございます!
そして同士ですね分かりまs(ry
2011/03/21 14:04:01