「君影」  雪になった君

君への言葉は もう届かない

白い息が出る 初雪の頃
星振る夜見上げて 
手を繋いで 歩く道

このぬくもりを 感じながら
予定を 埋めていく
イベントが少ないね?と
僕は 言うけれど
本心は 居れるだけで
うれしいのに

この暖かい君が ずっと そばに・・・

日めくり過ぎる日々
君の手のひらの 温かさ
どんなものも キラキラしていて
寒空の中、 すべてが
儚い夢のように
光り輝く 暖かい冬


雪も降り出し 冬も慣れてきた頃
二人で練った 聖夜の予定
一日の計画 雑誌を二人で
広げながら 指差し決めたね

たてた予定なんて うまくいかないもので
でも それでも 楽しかったんだ 
でも 聖夜は 二人で 予定通り
なんて 願っていたんだ

狂いだした結末への始まりの電話

白い部屋の君の顔は
僕を見るなり、つらそうな
笑顔で すべてを告げる
ベッドに顔を埋めて
泣きじゃくる 僕の頭に
手を優しくおく 彼女の手は
いつもより 冷たく感じた


毎日通った白い部屋
もう ここには 君は居ない
すべてが溶けた雪のようで
何もない

君の笑顔 君の声
この間まで そばにあったのに
君の匂い 暖かさ
すべてが遠くなっていく
一人で祝う聖夜 何を
僕は 祝うのだろう
二人の予定を一人で過ごす

悴む手のひらに息を吹きかけて
寒空の下 となりを見る
雪につくはずだった彼女の
足跡は ありはしない
”夜空と雪のモノクロに
儚く消えた君想う”

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

「君影」  雪になった君

処女作にして いきなりの ストーリー長編シリーズの
一作目を書いてみました!!

世界観は 
現代を モデルに 一組のカップルの
悲しい話
 

そして 男視点で
大切なものを 失ってから
立ち直っていくまでを 書いて
いきます!!


作品自体は
冬を題材に しています!!
聖夜まで の 間に おきる
悲しい出来事 無くしたもの
どうにもならないこと
いろいろ 混ざった感じの
男性のへタレ具合を表現したつもりです。

詩が長い?むしろ 足らないです はい。

閲覧数:65

投稿日:2009/11/30 19:19:39

文字数:636文字

カテゴリ:その他

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