((あ、こっち見た?))
青い髪の彼を見るたびに、なれないこの環境へのむず痒さがこみ上げてくる。
付き合い始めて数ヶ月は経っている。
いまだにまともに私は彼としゃべれない。
“恋”
それは間違いない。
でも、友達の協力なしに今の関係は成り立っていない。
今もたまに考える。
彼は私と恋人だということは、レッテルになってるんじゃないか。
うれしくもないだろう。
私は告白した。
だから、彼に「別れて」なんていう権利はない。
分かってる。分かってるんだ。
いつの間にか付き合ってることが周囲にばれていて、最近はよくからかわれるけれど、
からかわれるたびに思う。
『ごめんね。』
私の所為で、もしかして、嫌な思いをしてるのではないか。
私の存在自体が彼にとって、快いものではないはず。
でも、どうして、何も言わずにただ、見ていてくれるのか。
廊下であって不意に目が合った瞬間、私はどうしても目を逸らしてしまう。
彼は身長が高いから、遠くから見る以外、自然に見ることが出来ない。
きっと見てたら周囲に何かを言われるのが分かってるから、あえて目を逸らす。
知り合ったとき、イメージは何もなかった。
でも、意識とは不思議なものだ。私はなぜか、彼の隣を独占したくなった。
・・・昔から、独占欲は凄く強いのだと思う。
だから、彼の隣の存在を私にしたかった。
今でさえ、彼の隣に、恋人という立ち位置に違う人間がいたら、私は半狂乱だと思う。
私は醜いのだ。きっと、自分の欲を満たすために彼を利用してる。
知れば知るほど自分が悔しい。
でも、彼から離れることなど、私には出来ないのだ。
彼が別れて欲しいといわない限り。
===続く===
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時給310円
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「でもまぁ夏は嫌いかな」猫を撫でながら
君はふてぶてしくつぶやいた
あぁ、逃げ出した猫の後を追いかけて
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機
バッと通ったトラックが君を轢き...カゲロウデイズ 歌詞
じん
段々、団子、お月見団子
段々、団らん、お月見団子
段々、団子、お月見団子
段々、団らん、お月見団子
今日は、十五夜明るい夜
お月見団子を用意して楽しく
美味しくお月見お茶会しましょ
張り切ってお団子作りましょうか
仲のいい友達にも声かけて
人数決めたら団子の数合わせて...雨降りお月見団子
普頭
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