円尾坂の片隅の仕立屋で、一人の客が言った。

 「じゃあ、よろしくね。」

 それに応えるように女主人は「はい。」と言って店の奥へ駆けて行った。
 彼女の名前はカヨ=スドウ、近所でも評判の女主人。

 笑顔を和らげ、ほっとため息をつく。

 そんな彼女の悩み事。愛するあの人の浮気性。
 ―――どこ行ったのかしら、あの人は_

 そんな事を思いながらも、彼女は鋏を片手に一生懸命。

 今日の町もいつもの通り、穏やかで平和な日常。
 大通りであの人を見た。隣の女は誰?
 ある時は赤い着物がよく似合う、美しい女。
 ある時は緑の帯がよく似合う髪の綺麗な女。
 そしてある時は黄色い簪を貰っている幼女。
 仕立屋に戻る度、赤く眼をはらす。

 ―――――

 ようやく仕事も一段落。

 なのに貴方は現れない。

 待っても来ない、なら行きましょう。

 赤い着物に緑の帯、黄色い簪を髪に挿して。
 
 貴方は言った。「初めまして、こんにちは。」
 私は泣いた。「酷い人。」

 ―――――

 今日は町中が大騒ぎ、何かあったのかしら?
 男が殺されたらしい。嫁と娘、三人も。
 ご愁傷様です、私は呟き仕立屋に戻った。
 
 赤く染まった裁縫鋏。今日も仕事に一生懸命。

 
 
 
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

円尾坂の仕立屋-アレンジver.-

 小説下手っす;

 でも、何かアドバイスくれると泣いて喜びます。

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閲覧数:320

投稿日:2012/04/04 20:52:55

文字数:543文字

カテゴリ:小説

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