タグ:円尾坂の仕立屋
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*?*
なぜ――。
私の妻が、なぜ私の妻が殺されなければいけないのだ...。
娘たちはもう事件については知っているらしい。
「お父さん・・・お母さんは、」
「母さんは――」
あの事件から、2日が経った日の朝。
*カヨ*...円尾坂の仕立屋-envy2-
姉音香凛
此処は、とある東の国。特徴といえば和の文化がとても栄えている事だろうか。
その東の国に円尾坂と呼ばれる有名な坂がある。緩やかな斜面でお年寄りや子供なども軽々と登れるような坂だ。
円尾坂の片隅にあるのは、小さな仕立屋。仕立屋を営業するのは桃色の髪が清楚な顔に似合う女主人――カヨ。彼女はあまり有名ではな...円尾坂の仕立屋-envy1-(再解釈)
姉音香凛
円尾坂の片隅の仕立屋で、一人の客が言った。
「じゃあ、よろしくね。」
それに応えるように女主人は「はい。」と言って店の奥へ駆けて行った。
彼女の名前はカヨ=スドウ、近所でも評判の女主人。
笑顔を和らげ、ほっとため息をつく。
そんな彼女の悩み事。愛するあの人の浮気性。
―――どこ行ったの...円尾坂の仕立屋-アレンジver.-
緋紅
むかしむかし『えんびざか』というさかのかたすみに、ちいさなしたてやがありました。
そこには、まちでいちばんにんきなおんなしゅじんがいました。
おんなしゅじんは、おかあさんのかたみのはさみでまいにちぬのやいとをきっていました。
でも、おんなしゅじんには、だれにもいえないなやみがありました。
じぶん...円尾坂の仕立屋~プロローグ~
芙蓉
円尾坂の仕立て屋についての、解釈
円尾は、「Envy(妬み)」と掛けているらしい。
歌詞
円尾坂の片隅にある 仕立屋の若き女主人
気立てのよさと確かな腕で 近所でも評判の娘
そんな彼女の悩みごとは 愛するあの人の浮気症
「私というものがありながら 家に帰ってきやしない」
だけど仕事は頑張らな...円尾坂の仕立屋 解釈
8239JBF
あぁ、いらっしゃい。
何にしますかね、お客さん。最近の流行りはそちらのかんざしと向こうの櫛、それから……。
えっ、買い物に来たんじゃない? そりゃあ参ったね。こちとらこれでも商売だからね、客でも何でもない人の相手をしてるほど暇じゃあないんだけどねえ。で、何の用だい?
ふうん、こないだの一家四...円尾坂の仕立屋
目白皐月
『私の名前はカヨ・スドウ
今は,円尾坂の片隅にある仕立屋の女主人をしております
しかし,大丈夫です
私には,愛する夫がいるのです
もうすぐ,子供も生まれるのですよ?
ふふふ』
とか言ってる,ちょっと痛い女の人を見かけました
独り言にしては声が大きかったと思う……
大丈夫なのかなぁ……?...麗しくあれ カヨさん!×黄色いかんざしの少女
アリサ
私は,円尾坂の上に住む,仕立屋の女主人
そんなに,儲ってるお店じゃないから毎日,一所懸命,一生懸命頑張らないといけないの
周りからは『シザーさん』とか呼ばれたりしてるわ
『あそこの子は,容姿も整ってるし,性格も良い。しかも,腕も確かなもの。
絶対良いお嫁さんになるわね』なんて,言われてた
私自身,...円尾坂の仕立屋 ……らしきモノ…………
アリサ
『さぁさ皆様御立ち合い!
世知辛い世の中、日々辛い事ばかりでございやしょう…
しかぁし世の救済人!私めが現れたからにゃあご安心を!
世に稀なる小話で、束の間浮世の憂いを晴らしてしんぜやしょう。
ひょ?いやいや名乗る程の者じゃあございやせんよ
さぁて今宵は嫉妬嫉妬に狂っちまった女の噺!
いやぁ、女の情...円尾坂の仕立屋~序章~
柳枝
店に戻ったるかは裁縫箱を取り出しました。
「それにしても貴方も酷い人ね
私を見た途端『初めまして。こんにちは』だなんて
まるで私達他人みたいじゃないの。嫌な人」
るかは笑いながら言うと
最後にあの裁縫鋏を取り出しまして――…
「『だけど仕事は頑張らなきゃ』」
あの口癖を言いました。
「あら貴方、『こ...円尾坂の仕立屋 終幕
Miyux2
るかに肩を叩かれた男は振り向きました。
そして――――
『 』
次の日の朝、
るかはいつもの様にお店を開ける準備をしていました。
今日は町中が酷く大騒ぎしています。
「今日は随分騒がしいわね。何かあったの?」
るかが近所の人に聞きました。
「あれ?!るかちゃん知らないの!?
ま...円尾坂の仕立屋 第六幕 -青い襟巻の男 弐-
Miyux2
「…さぁ、ようやく仕事も一段落したわ……
私が忙しくてあの人が会いに来てくれないのなら
私の方から会いに行きましょう…」
るかは笑いながら裁縫箱を片付けると
仕度に取り掛かりました。
「あの人驚くかしら…今の私を見たら何て言うかしら…
『もう浮気なんかしないよ』って言うかもね…フフフ」
るかは尚も笑...円尾坂の仕立屋 第五幕 -青い襟巻の男-
Miyux2
その次の日、るかは新しい反物を買いに行きました。
町は昨日よりも俄かに騒ぎ立てています。
「またなにか事件ですか?」
るかは反物屋の主人に聞きました。
「あぁ…次は若い娘が殺されてな。…今度は帯が無くなってたそうだ」
「まぁ。殺した上に着物や帯を盗むなんて嫌なものね」
「あぁ全くだ。るかさんも気ィ付...円尾坂の仕立屋 第四幕 -黄色い簪の少女-
Miyux2
その日の昼過ぎ、るかは仕立てに使う縫い糸がなくなったので隣町に買いに出かけました。
町はいたって普段と変わらない穏やかで平和な日常です。
「いらっしゃいるかちゃん」
「こんにちは。いつもの糸を下さいな」
「あぁ。待っとくれ……しかしるかちゃんもわざわざこんな遠くまで買いに来なくても近所じゃあもっとい...円尾坂の仕立屋 第二幕 -赤い着物の女-
Miyux2
次の日、るかは頼まれていた仕立物を届けに町へ出掛けました。
町はいつもと違い何やら不穏な空気に包まれています。
「こんにちは。何かあったんですか?」
るかは届け先の人に尋ねました。
「ああるかちゃんは知らないのか…実は昨日この近くで人が殺されたんだよ」
「まぁ人が…!」
「まぁな…私も噂で聞いたんだ...円尾坂の仕立屋 第三幕 -緑の帯の娘-
Miyux2
「………はぁ」
お店に入ったるかは小さな溜め息をつきました。
そして壁に貼ってある暦表の日付の一つを墨で消しました
「……また、帰って来なかった」
実はそんな評判の良いるかにも一つだけ悩み事がありました。それは彼女の愛するあの人がひどい浮気性な事です。
彼は自分と言うものがありながら滅多に家に帰って...円尾坂の仕立屋 間幕‐仕立屋の若き女主人‐
Miyux2
昔々、町外れに『円尾坂』というさほど急ではない
大きな坂がございました。
その坂の入り口の片隅に小さな仕立て屋がありました――
「あらお早う、るかちゃん」
「お早うございます。女将さん」
このお店を切り盛りしているのは巡音るかという若い女主人です。彼女は気立ての良さとその確かな腕からか、
近所でも評...円尾坂の仕立屋 第一幕‐仕立屋の若き女主人‐
Miyux2
さぁ~お立会いお立会い!!
古今東西この世で女ほど恐ろしいものはないと
言われております。
特に恐ろしいのは『女の嫉妬』。
女がやきもちを焼くのは可愛いものと言いますが、
焼きすぎれば焦げて炭となってしまいます。
今宵お披露目いたします舞台はそんな女の嫉妬が招いた
江戸時代に実際にあった事件が元でご...円尾坂の仕立屋‐序幕‐
Miyux2
「貴方、何ぼーっとしているのよ」
こつんと頭を小突かれて我に帰る。
「え、いいや。何でも無いよ」
そう?とメイコは笑った。
久しぶりに夫婦水入らずで買い物をしている。
妻…メイコと腕を組んで歩くなんて、ミクやリンが産まれてから何時以来だろうか。
「こうやって二人でこの道を歩くの、久しぶりね」
ふふっ...【小説】円尾坂の仕立屋【男視点で書いてみた】
やちよ
円尾坂の仕立屋
詞/曲 mothy
円尾坂の片隅にある 仕立屋の若き女主人
気立てのよさと確かな腕で 近所でも評判の娘
そんな彼女の悩みごとは 愛するあの人の浮気症
「私というものがありながら 家に帰ってきやしない」
だけど仕事は頑張らなきゃ 鋏を片手に一生懸命
母の形見の裁縫鋏 研げば研ぐほどよく...円尾坂の仕立屋
mothy_悪ノP