ひらひらひら 胡蝶の夢は
花霞散りゆく 恋の幻
岩にせかるる 清水の歌は
澄んだ音で私を 呼ぶ声に似る

そよいだ風に 消える灯火
出るのは鬼か蛇か 炎を纏い

揺らめいてさざめいた 記憶の波は
懐かしい日々へと 誘う星影
悠久の海原を ゆく時の船
運んで私を 慈しい貴方の元へ


ゆらゆらゆら 揺れる飾りの
玉響は二人を 繋ぐかすがい
想いのよすが もて遊ぶたび
奏でるは恋の歌 哀しき調べ

宵の静寂に 浮かぶ灯火
たち消えた花の香は 未だ帰らず

移ろいて翳りゆく 月のしるべは
写し出す在りし日 愛おしい面影
舞い遊び遠ざかる 胡蝶の夢は
永遠を願って 瞳を閉じる私の心


揺蕩いながら いつか幾年
貴方の声が 風と消えても
繋いだ手と手 その温もりは
今もまだここにある 忘れはしない


眼差しに振り返る 胡蝶の恋は
春霞帰り来ぬ 彼の人を連れて
咲き誇る花影に ひらりと舞えば
うたかたに一片 夢を描く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

胡蝶の夢

少し前に書いた歌詞です。題材は分かる人には分かるはず。1番サビ前に頑張って九つ入れてみました!(但し蟲は蝶で数えてます…。)

閲覧数:553

投稿日:2020/06/12 21:07:02

文字数:410文字

カテゴリ:歌詞

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