遥か胸の奥
今も燃える灯が映す
すすけたあの夏の僕

芯まで焼け付く夏の日
あの高鳴りを思い出した
夢中で駆けだす 待ち焦がれてた日々を

心寂しいのは ここにはあなたがもういないから
あの日の僕がそれを見越せないから

灯り 消えた

大空に群れるトンボも
無情に濡らす雨も
凛とそびえる入道雲の空も
痕を残し途切れた
霞む背中 遠ざかるだけ

記憶がまぶたを焦がした
あの残像が蘇るよ

やりきれないのは あの日の僕が不甲斐ないから
今ではそれをどうしようもないから

のぼり 暮れた

儚く揺らぐ花火も
いのちを萌やす木々も
茜に染まる蝉時雨の道も
全部風に紛れた
伸ばした手が 届かないまま

意気地なしでごめんね
くすむ思い あの夏の僕

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

あの夏の灯 歌詞

閲覧数:170

投稿日:2017/10/06 00:13:23

文字数:324文字

カテゴリ:歌詞

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