A
「僕にはできないから」と諦めて
青い空の下で高く靴を飛ばした
「やっぱりね。君は無駄」と君が言う
赤いカーテン越しに揺れる月を見て

B
さっぱりわかんないこの世界地図には
僕が思いもよらない事件ばっか起きて
鼓動が速くなって息もできない程
君の歌は魅力的だった…

S
「ほらね、やっぱり歌えない」
マイクを突き放して笑う君が言う
その笑みはまるで悪い悪魔のようだ

「それなら歌ってやるよ」
突き放したマイクを手にして笑った
きっと今の僕の笑顔は不安で満ちてる

A
「どうして挑んだだろう」と呟いて
黒い星空の下 盛大に後悔する
「今からでも遅くないよ」と君が言う
灰色のコンクリートを背景にあざ笑う

B
さっぱりわかんないこのメロディ楽譜
黒い音符が僕を誘うと一生懸命歌って
呼吸するのも忘れる程思い出すのは
夢を歌う君の姿だった…

S
「今更、歌に気付いたの?」
紅い口紅を輝かせて笑う君が言う
その笑みは見慣れたからもう怖くない

「ちょっと道に迷っただけさ」
上機嫌で君のマイクを手にして回す
Ah…もういっそ世界よ滅べ

C
シロ・・・シロ・・・シロ・・・
アカ・・・アカ・・・アカ・・・
キイ・・・キイ・・・キイ・・・

僕の色はどの色でもない気がする

S
「どう?気が済んだかしら?」
マイクを振り下ろして君が笑う
その笑みはやっぱり悪魔のようだ

「まだまだ、これからだ」
ボロボロの姿でマイクを手にして言う
でも本当は心の中で負けを認めていた

僕たちの戦いはまだ終わらない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歌の悪魔と弱気な僕

悪魔VS弱気少年の歌対決。

記念すべき30作品目。

一応、レンにしてみました。


閲覧数:106

投稿日:2012/12/03 03:02:12

文字数:654文字

カテゴリ:歌詞

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