君と見上げた空も
一筋のヒコーキ雲も
僕のいたこの街も
どうか消えないでいて

瞳閉じると笑っていた君の面影を
夢の中で追いかけてはいつも手を握った

長い夢のあとの季節外れの向日葵を

朧げなこの世界で確かなものを探した
君と歩んだ日々の記憶も
どうか消えないでいて

ふと目覚めた朝の匂いを吸い込み涙溢れた
抜け殻の君の温もりだけが残っていた

変わらない街に季節外れの向日葵を

朧げなこの世界で大地が霞んでいた
僕の声やあの歌たちも
どうか消えないでいて

失った気がした失くした気がした
儚いこの身でこの歌を歌おう
永遠に···

音のないこの世界で胸に想いそっとしまった
星が降りこの街に手を振った
いつかまた逢う日まで

誰もいないこの世界で涙がただ流れていた
僕の姿や生きた証も
消えて、消えて、消えて、消えて、
消えるよ