A1
街頭ビジョンの向こうに　工事中のバリケード
裏道へと遠回りで　帰る日々が始まる

B1
鳴り出した重機の轟音から　イヤホンして耳を塞いだ
君といた　通り道も　歩きやすくなるのかな

S1
ぽっかり空いた冬空　繋がりたい結晶が舞い踊る
美しくって　密やかな　アプローチ
二人ぶんの想い出引きずり　今年もまた見上げたツリーは
誰にも言えない　涙で輝いてる


A2
濁っては生まれ変わる　この街に魅入られて
太陽のスポットライトじゃ　満足できなくなった

B2
手の中の憧れをいじくって　夢の近道へ飛び込んだ
誰よりも隣にいた　君を置き去りに

S2
どすんと落ちた現実
独りきりになった部屋凍えてく
君との全て　奪ってく　キャロル
ふたり笑いあっていたけれど　積もった雪に触れられずいた
誰も戻せない　行き止まりの愛


C
もう大丈夫さ　全部ひとりごとだ
本気にしないで　忘れたっていい
初雪のような表情して　新しい人とも出会って
キャンドルの小さな灯を　もっと愛おしめるかなあ…


S3
ぽっかり空いた冬空　繋がりたい結晶が舞い踊る
美しくって　密やかな　アプローチ
幾つもの足跡交差点　それぞれの道へと続いてく
誰にも見えない　希望のベルを信じて　



【譜割り目安・()は一音分】

A1
がいとうビ(ジョ)ンのむこうに　
こうじ(ちゅ)うのバリケード
うらみちへととおまわりで　
かえるひびがはじまる

B1
なりだした(じゅ)うきのごうおんから　
イヤホンしてみみをふさいだ
きみといた　とおりみちも
　あるき(やす)くなるのかな

S1
(ぽっ)かりあいたふゆぞら　
つながりたいけっ(しょ)うがまいおどる
うつくしくって　ひそやかな　
アプ(ローチ)
ふたりぶんのおもいでひきずり　
ことしもまたみあげたツリーは
だれにもいえない　なみだでかがやいてる


A2
にごってはうまれかわる　
このまちにみいられて
たいようのスポットライト(じゃ)　
まんぞくできなく(なっ)た

B2
てのなかのあこがれをいじくって　
ゆめのちかみちへとびこんだ
だれよりもとなりにいた　
きみをおきざりに

S2
ど(すん)とおちたげんじつ
ひとりきりになったへやこごえてく
きみとのすべて　うばってく　(キャ)ロル
ふたりわらいあっていたけれど　
つもったゆきにふれられずいた
だれももどせない　いきどまりのあい


C
もうだい(じょ)うぶさ
ぜんぶひとりごとだ
ほんきにしないで　わすれたっていい
はつゆきのような(ひょ)う(じょ)うして　あたらしいひとともであって
(キャ)ンドルのちいさなひを　
もっといとおしめるか(なあ)…


S3
(ぽっ)かりあいたふゆぞら　
つながりたいけっ(しょ)うがまいおどる
うつくしくって　ひそやかな　
アプ(ローチ)
いくつものあしあとこうさてん　
それぞれのみちへとつづいてく
だれにもみえない　
き(ぼう)のベルをしんじて