ときのこえ

藍の中 游ぐ白
飛沫く波と嘶き
鯨たちが征く
後に音が鳴る

言葉にできないまま
波任せに奏でて
鼻唄を歌う
ただ鼻唄を歌う

何もかも捨てて
そこに往けたなら

心一つ 風に乗せて
遠い空を 憂うの
届かないや この想いも
哮る声も この唄も

藍の下 翳す手を
透いて游ぐ幻
羨むばかりで
日々が過ぎてゆく

言葉にできないまま
伏せた瞳に雨煙り
鼻唄を歌う
また鼻唄を歌う

がらんどうの中で
その声を聴いた

心一つ 風に溶けて
遠い空を濁すの
分からないや その瞳も
触れた声も その意味も

掬い落ちる もどかしさを
疎ましさを 歌うの
耳を澄ませば 聴こえてくるよ
藍の鼓動

心一つ 風に乗せて
遠い空を 憂うの
届かないや この想いも
哮る声も この唄も

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ときのこえ 歌詞

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投稿日:2019/10/06 02:34:17

文字数:343文字

カテゴリ:歌詞

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