僕は僕の声で歌を歌っているんだ
誰のため歌っていたのかな
君のための歌 今日も歌っているんだ
ところで"君"は一体誰だっけ
午後5時のチャイム
夕闇の岐路
お別れの合図
記憶で笑う少女
戻れない過去
進めない未来
"明日も一緒に笑ってくれますか?"
もう少しで届きそうな漠然とした感覚が逃げていく
追いかけて 追いついて また離されて
本当は足踏みを続けていた
人嫌いの詩人
宇宙に見た夢
終末の願望
機械仕掛けの街
消えない過ち
塗り固めた嘘
錆び付いた身体
引きずって何処へ?
遠い夏の蝉時雨が記憶の中でいつまでも反響
追いかけてまるでずっと霧の中
見えない 何も見えないよ
迷子が誰か呼ぶみたいに大きな声で歌を響かせていた
追いかけて集まった別の誰かが傍に居てくれたから
もう大丈夫 進めるよ
ありがとう さよなら
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