「ねえこの曲の名前なんて言うの?」
ってイヤホン外し君の声を待つ間
車輪の音に寄りかかる
「ねえ聞こえてる?」
向かい風の中 渦巻いて
二人を近づけた自転車一つ
空を行く
掴まったシャツに伝わる
君の白々しさだって
重なった道の所為かどうかなんて
聞けやしない
通り過ぎる前に
少しだけ花が見えた
言葉ほど信用できないものは無いから
君といるんだろう
いつも押しても引いても靡かない
絡まったり解いたり
二人に風吹いて
転がった感情拾うと
振り向いて持って笑ったり
くだらない事ばっかり
それくらいでちょうどよかったかもね
帰り道が一緒なだけで
それが脈絡となるもんか!
それだけなのに
ちょうどよく風が吹いて
どうせ聞こえてないんでしょ?
「やっぱり好きだったかも…」
下り坂 風切って
もういっそ奪って去って
止まらないで
君の背に隠れ
このまま塞いで
熱い手掴んだまま
奪って
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