消したい記憶の欠片を
星砂にして散りばめても
さるほどに省みてしまっては
ゆらりゆらと海面がたゆたう
水を止めようと心を捻っても
それらは全て海の泡となり消える
嗚呼 それでもこの潮に
名前をつけてしまっちゃダメだ
すいすい 貴方が私の名前を呼んで
ざあざあ その度私に津波が襲う
貴方の優しい温度に触れた後悔と共に
ぷかぷか 酷く心地が良いこの場所が
じゅわじゅわ 私の身体を焼いてく
ボロボロになってようやく私は
自分の醜さに気がついた
水を差さないで
もう苦しみたくなんてないの
貴方を見る度に
波紋のような痛みが広がる
でも
なんで
どうして
可笑しいな
泣き叫びたいほど、貴方が愛しい
ぽろぽろ 全てが滝にように押し寄せ
からから 水を偲んでた壁が崩れていく
貴方に触れたただ一つの証
火傷だらけの私の身体と心
ぶくぶく 手足が身体が傷が心臓が
さらさら 泡となって海に溶けて消える
嗚呼、海の一部となって尚も私は
きっと貴方を想い続けるでしょう
頑なに貴方の隣にいたがり
呆れるほど貴方の事を慕い
あわよくば生涯を共に
そんな事を願ってしまった
気持ちの悪い私のことを
どうか忘れて
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