疲れ切った夜

６．
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...

う…わああああああああああ
！！！
君が叫びだした　夜のベランダで
ぼくの動悸が　バックンバックンと揺れてる
う…わああああああああああ
！！！
タブレットの中身は　大事な人からの
着信履歴だった　「会話」「映す」「月の」「光」
ココアのトンネルを行き交う人混みに
君は　不満そうだったんだ...

六畳の深夜に響く
切なくて未完成の音
書けていない歌詞の続きは
子守り歌じゃないのにね
流行ったユメは時の気分
辞めちゃうかもって思っていたけど
今もまだ君はマスター
私、嬉しいんだよ
重ねた時の中
積み上げたのは...

If I realize this one secret feeling for you
I dont think i would be able to hide anymore
Falling in love with, just you
Tripping all around and not ...

A
今日の夜 あいてる？
ちょっと 話したくて
中身のない 想いじゃない
淡々と 答えて
ちょうど夜 あいてる
だけど 眠りたくて
深くはない 事情もない
淡々と 答えて
B...

おにゅうさん＆ピノキオＰと聞いて。
お２人のコラボ作品「神曲」をモチーフに、勝手ながら小説書かせて頂きました。
ガチですすいません。ネタ生かせなくてすいません。
今回は３ページと、比較的コンパクトにまとめることに成功しました。
素晴らしき作品に、敬意を表して。
↓「前のバージョン」でページ送りです...