薄くひび割れた肌が 風を受けて崩れる
初めからそうだったみたいに 黙っている
鮮やかな草原に臥す きみの体を抱いて
青空は静かに待っている そのときを
駆ける音 弾む息 露わな欲望
渇く喉 溶ける髪 虚ろな細胞
始めよう 最後の宴
生まれて還っていくその間に
何を追うのだろう
目指したものを胸に抱いたまま
死んでいくのだろう
そして魂は 獣に攫われて
攫われて
すでに醜く成り果てた きみは四方に散って
初めからそうだったみたいに ひとつになる
巡る季節に乗り込んで ときおり種を蒔いて
忘却を密かに遠ざける 果てるまで
光る影 踊る波 久しい喪失
漏れる声 霞む脚 須臾の邂逅
捧げよう 最期の誓い
生まれて還っていくその間に
何が咲くのだろう
芽生えたものを胸に抱いたまま
死んでいくのだろう
そして魂は 獣に攫われて
攫われて ああ
生まれて還っていくその間に
何になるのだろう
描いたものを胸に抱いたまま
死んでいくのだろう
そして魂は 獣に攫われて
攫われて
漏れる声 霞む脚
光る影 踊る波
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