【 線香花火 】


A
朝顔市 帰り道
屋台で買った安物の
君のせがんだ線香花火

B
あの頃はまだ
二人 夢見心地
初めて手をつないだ
神社までの下り坂

S
線香花火 ひとつ
君の瞳で弾けて
線香花火 ふたつ
僕の胸に火を付けた
火照る頬を撫でる
風には夏の匂い

A
鬼子母神 二人手を合わせ
願ったのはあの夏の日
君の残していった線香花火

B
あの頃はもう
二人 言葉も無く
君の涙に耐えきれず
足を背けた上り坂

S
線香花火 みっつ
小さな命(ともしび) 弾けて
線香花火 よっつ
君の横顔 静かに照らし
目を逸らした
空には月が低く

C
戻らない時の影 薄れて
戻らない君の影 揺れて

S
線香花火 いつつ
何もかもが 弾けて
線香花火 最後
君の足元 落ちた火玉
濡れた頬を撫でる
風には夏の匂い

目を逸らした
空には月が低く

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【 線香花火 】

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投稿日:2015/07/11 03:05:31

文字数:376文字

カテゴリ:歌詞

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