北窓の朝のひかりは
冴えた姿のために
ため息のようになぞる
にぶいペールヴェルト

白布とつめたい板は 
誰もいない丘
反古紙の王国にある
処女地にまた一足

All of the tableaux have cracks, / あなたは言う
as all the people have sins. / 横向きの貌に
お好きにしてと差し出す 酔狂はわたしも 

刃のないナイフを砥ぐような
12℃の刻限


油煙でけぶる川辺路を
足早に行き帰り
松脂の香りを嗅いだ
それきり戻らないの 

All of the tableaux have cracks, / あなたは言う
as all the people have sins. / 誰よりもあなたに
グレーの痛みさえ 霧雨よりあたたかい

琥珀の底で相見ましょう
ひなげしの原 亜麻の原
心は 沈めてある

北窓の朝のひかりは 冴えたまなざしのようで
わたくしたちははじめて、
互いの顔を知るよう

ライセンス

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  • この作品を改変しないで下さい
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北窓(歌詞)

閲覧数:344

投稿日:2018/11/05 00:07:02

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

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