春風に舞う花びらを見るたび思い出すでしょう
愛しき君の名前は「さくら」と言いました

春の陽気にまぎれて名残惜しむように
たまに吹く風だけが冬をにおわせる
夕暮れの帰り道で急ぎ足の君は
転びそうな危うさもかわいく見えた

来月には桜が咲きこの道も華やかになる
もしも君が花ならいつか散ってしまいそうだから
咲かなくていい…

冬が過ぎ行き春が来て世界は色付きだした
振り返る暇もないほど青春は短い
春の木漏れ日 君がいて優しく微笑み返す
この目に焼き付いたのは桜の鮮やかさ

「春はあまり好きじゃない」君がそう呟いたのは
人生の岐路に立つ日が春だからなのでしょう

冬が過ぎ行き春が来て切ない別れも増えた
この手に残るぬくもり強く握りしめた
春の大雨 君がいて悲しそうに手を振った
初めて見た泣き顔に桜は似合わない

あの日は風が強く桜は吹雪いて君の姿が遠く霞んだ

来週には桜が咲きこの道も華やかになる
いつか散るその日まで見届けることができたのなら
前を向ける

冬が過ぎ行き春が来て世界は色付きだした
振り返れどもう戻れない青春は儚い
春風に舞う花びらを見るたび思い出すでしょう
愛しき君の名前は「さくら」と言いました

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

さくら

閲覧数:90

投稿日:2022/11/22 18:59:34

文字数:512文字

カテゴリ:歌詞

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