「届く光ノ果て」

世の中の人は
皆心無い人だと思ってた
誰も助けてくれないと思ってた
誰も認めてくれない
誰にも必要してくれないって
そう思ってた

何処にいても人を傷付けてしまう
何を言っても届かない
伝える事も何も言えなくて
人が怖くて逃げてるだけ
何処かに地雷があって
何処?何処?
必要なくなった人間は
避け物で当たり前の世界
そう思っていたけど
今は違うってそう気づいた

憂鬱な世界にひとつの扉が開いた
作った世界にヒビをつけた
「人間1人じゃ生きていけない
だから私だけに言ってよ」
そう言ってくれた
ただその言葉が嬉しくて
何処にも居場所がないと思っていた
僕に声をかけてくれた
涙が流れた先に
眠る自分の心
箱の中に閉じこもる僕に
優しく手が触れる

何をやっても人を染めてしまう
何をしても邪魔者
言う事も縛って
人が見れなくて拒んでるだけ
何処かにスイッチがあって
何故?何故?
いらなくなった人間は
避け物で理不尽な世界
そう思ってたけど
実際は違うってそう思った

窮屈な世界にひとつガラスが響いた
作った壁に傷を付けた
「その時は私に言えばいいじゃん
人を頼っていいんだよ」
そう言ってくれた
ただその言葉が心に残って
何処にも逃げ場はないと思ってた
僕に言葉をかけてくれた
涙の粒の先に
まるまる自分の華
世界に入り込む僕に
伸ばした手を掴んだ

生きていいんだよ
頼っていいんだよ
そう言って優しく囁いてくれる
君の手が目の前に
大きな手のひらで僕の手を握った
その時何処かで心を握られた
隠していた事の箱が
壊される音
閉じたガラスに
ヒビが入る音
同時に頭の中に響いた

孤独な世界にひとつ光が差した
黒い世界に色を塗った
「1人じゃないんだよ
助けて欲しい時は言っていいんだよ」
そう告げてくれた
ただその一言が胸に刺さって
何処にも求める所はないと思ってた
僕に話しかけてくれた
涙の跡の先に
閉じ込める自分の心臓
孤独に滲み込む僕に
染まった感情に心をくれた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「届く光ノ果て」

https://twitter.com/ln_ia77777
さん(らな)の詩ですよー!
こちらを私が小説にしてみました⇓⇓
https://piapro.jp/t/0Lkp

閲覧数:162

投稿日:2019/09/07 22:02:52

文字数:851文字

カテゴリ:その他

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