見向きもされないからって
スタートライン無視してる
ゴールを背にしてどこ行くの？
終わりない空を眺めたまま

確かにあったその場所を今は
忘れているように装ってる
痛む喉元に抜けないとげ
記憶なんかよりタチが悪い

緻密な約束を交わしたこと
辞書みたいに分厚くて重い
逃げ出せる条件はただひとつ
トリガーにもう指がかかる

照準をどこに向けたつもり？
星空なの？それとも水底？
どうでもいいけど無駄弾はないよ
最初で最後のワンショットだけ


気付きもされないからって
コースのライン無視してる
テープ乗り越えどこ行くの？
止め処ない闇を抱えたまま

さっきはあったその場所を今も
懐かしむように纏ってる
嗄れる口元に癒えないヒビ
偽装なんかより意味が無い

秘密の契約を交わしたこと
遺跡みたいに彫り込まれ深い
消え去れる条件はただひとつ
矢筈からもう指がさらば

焦点をどこに合わせてるの？
自分自身？それとも妄想？
どうでもいいけど二発目はないよ
外せばおしまい一発勝負



守られるべき約束だったと
後から言えば笑いものだね
立ち尽くしてる君に掛けた
最後の一言を聞いたかい？

狙う的は大きな方が良いよ
そんな遠くには届かないし
一番大きなやつがあるだろ？
気がついたかい？そうそれだ

目標なんか見失ってしまえ
目的なんて捨て去ってしまえ
何をも犠牲にしないでいても
全てを得ることは可能なんだ

降参したように見せて泣いて
後ろ手にこっそりVサインして
君の迫真の演技なら大丈夫
クランクアップまでもう少しだ


照準をどこに向けたつもり？
星空なの？それとも水底？
どうでもいいけど無駄弾はないよ
最初で最後のワンショットだけ

二発目があると思っちゃだめだ


だってほら君は一人しかいないだろ？
だってほら時は一度しか来ないだろ？

これからみんなで全てを手に入れよう
パーティの準備はもうできてるから
乾杯交わすつもりで終わらせよう

条件を満たした君だけに許された
最初で最後のワンショットだ