僕らの時代


旅に出て行こう
僕らの時代に

小さな この枠の中で
昔が蟠ってる

そこで暮らす人々は
希望と…
怠惰と…
狼狽と…

そして苦しむだけ苦しんで
尚も明日は見えない


空は晴れていても灰色だ
日暮れの様な この街に

噫々…
誰が夢を語ろうか?
誰が命を歌う?


もう ここは終わりだ
ここに咲く花も
在るけれど
それは決して
実を結ぼうとしない


みんな目を閉じて
何を見ているのか?

さあ行こう
ほら!僕らの生きる時代が来た


街の輝きは
淡い希望の様に
偽りの光を放っているのさ


ほら
行ってみよう
僕らの時代に

何処へ行くか
何をするか
答えを得るために


過去に生きる人々は
今の時代が
これからも続くのだと
頑なに
信じて疑わない


歴史は流れ行く
滔々と…

新たな道を得られぬとも
流れを止められはしないのさ
どんな力でも!


もう
ここは消えゆく

巨大な堤防も
この流れに
為す術無く
潰え去ってしまう…


さあ
この流れに
僕らの船を浮かべて

青き空の彼方への
道を求めて


花は美しくとも
故郷は懐かしくとも

今!僕らの時代へ
旅立つ時が来た


さあ
歩き出そう
遥かな大地へ

道無き道
踏み締めつつ
新たな時代求め

仕組まれた幸せの
気怠い今を生きるものは

大いなる夜明けの陽を
二度と見る事は無い


もう夢の終わりは訪れる

陽が窓から射し込む時に
噫々…
若き命を謳えるか?
新たな力を込めて…


今は苦しみを
共に踏み締めて

この怒りを!
この感を!
奥歯に噛み締めて…


朝の輝きが
閉ざされた世界から

だから僕らは
旅立つのさ

僕らの時代を探しに…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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僕らの時代

「オンガク」に投稿した「僕らの時代」と言う曲の詩です。

閲覧数:59

投稿日:2020/05/09 14:08:28

文字数:726文字

カテゴリ:歌詞

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