深夜11時。
乗車率250%
世界から人がいなくなる手前で、
ノイズキャンセリングからこぼれ落ちた
つまらない日々に耳を傾ける。
深夜0時。
乗車率100%
自分を遮断するギリギリの隙間で、
崩れそうになる体を支え
世界に溶け込んだ気でいた んだ。
世界に溶け込んだ気でいた んだ。
世界に溶け込んだ気でーー
深夜1時。
降車率10%
見たこともない人の
隙間を縫って抜け出た先で、
誰も見たこともない僕の顔は
ドロドロに溶けて見えた。
深夜2時。
苦しみはファッションで、
辛いふりをするのは簡単で、
誰かのせいは存外難しく、
自分を見失ったつもりでいた。
あるいは18.25℃の
あるいは18.25℃の
あるいは
自己を規定するために必要なものは
全て自分の中になんてなくて、
世界は相対性で満たされた
ありきたりな階層構造に囚われ、
あるいは
自己を認められることすらも
他人の評価に依存するのに、
認められたことさえも、
つまらない自己認識に囚われる なら、
あるいは18.25℃の
あるいは18.25℃の
あるいはーー
午前5時
目が覚めた。
語弊がある。意識の覚醒ではなくて、
正気に戻る。自己の覚醒を指して、
呟く、身体を起こす、そのまま、
午前6時
耳鳴りがする。熱に触れる。
感じる温度はやや冷たく、
体温、気温、頭痛、眩暈、
液体のようなシーツを握りしめる。
午前ーー時
賛美は、裏返し、嘲笑、罵倒、
自己否定へ変わり、
36.5℃の幻像の指を
喉元へ押し当てて生を感じて、
あるいは、
あるいは18.25℃の
あるいは18.25℃の
あるいは――
自我、エゴ、望む、欲求は愚かで傲慢で、苦しくて憎らしくて、人間として生きるには正常性を損ねた、ヒト以下の生物と自認することが快感であるところの“自称”行為で。それすらも愚かで傲慢な自分自身に嫌気がさすのに、傷をつけることをやめられず、自己否定を重ねて。
つまらない人生、誰に話すでもない愚かな人生。それが嫌で生きているのに、組み込まれた社会という歯車は、瞬間、周りを固め身動きを許さない。抵抗に意味などなく、一部となってしまえば、そこには新しい発見も出会いもなく、変化のない人生に自己否定を重ねて。
誰かに認められたくて、世界に見つけて欲しくて。叫ぶこともせずに世界が歩み寄るのを待つだけで。いざ歩み寄られたとして、自覚できないのなら意味などなく、賛美の声より嘲笑の声の方が大きく、ありもしない罵声と、賛美の裏返しに幻聴のように自己否定を重ねて。
よーいどんで始めたはずの競争も、走る気力によって順位は変わる。どこまでも全力で走る人も、ゆっくりとペースを乱さずに走る人も。僕はどちらでもなく、片手間に走っていて、そんな人間に他人を羨む資格なんてないと、また幻聴のように自己否定を重ねて。
恨むことも、妬むことも、愛すことも、嫌うことも、逸らすことも、背くことも、叫ぶことも、乱すことも、進むことも、止まることも、歩むことも、走ることも、築くことも、壊すことも、話すことも、閉ざすことも、瞑ることも、塞ぐことも、消えることも、離すことも、なにもかもができないのなら。
善も悪も愛も情も喜怒哀楽も意志も決意も持たぬただのヒトモドキにかける声は何もなくて、36.5℃に満たぬ僕の 僕の
そこに意味は、
意味は、
あるいは、
36.5℃の波に飲まれる。社会、世界は平常で回って。
18.25°回った時の中で、人の声は明瞭に聞こえるようで。
前に進むのをやめた秒針は、そこでもがいてるようで。
止まりもしない世界は、僕を拒んでいるようで、
あるいは————
【ナースロボ_タイプT】あるいは、18.25℃の【オリジナル】
自作曲『Endrole』の歌詞です。
なお、MV中の歌詞とは一部表記が異なる可能性がありますが、どちらを参照していただいても問題ないです。
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