物心ついた時から一緒だった
朝と夜だけ会えた
とても大きな背丈を見上げて
逞しくて強そうだ

時には歯がゆく大嫌いにもなった
思い通りにならない
理想とは離れてすれ違った

巡る時の中で繰り返す
何度もすり抜けるように
目の前にいても掴めない
約束は意味を持たない

願えば叶うのか?
幸せに生きれるのか?
辛いことが押し寄せても
いつか笑えるのでしょうか?



言葉をなくしてきれいな部屋から
自由に解放された
理解はなくとも事実は変わらず
秋空が迎えていた

さよなら告げずに 風のように去った
無邪気な笑顔だけを記憶に残して
消えてしまった

眠るような穏やかな顔
冷たい頬に知らされた
思い出せない声を探す
溢れる心に戸惑う

星になったあの日から
思い出すばかりの日々
今更間に合わないけど
優しい言葉をかけようか



振り回されたこと
許せない傷みも
過ぎ去った日の数だけ
やがて薄れて何故か赦せた

巡る記憶最後の刹那に
この手を握り返した
強さと温もりだけ
微かに残して消えた

嵐の後の静けさ
安らかに眠れるけど
何を伝えたかったの?
もう聞けないその言葉

悪戯に思い更ける
そしていつか向こう側で聞かせて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

向こう側で聞かせて

オリジナル作品です。

閲覧数:71

投稿日:2020/12/19 17:02:12

文字数:515文字

カテゴリ:歌詞

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