ミク視点

「結局…押し切られちゃったね…」

「まさか、お母様が頷くとは、思いませんでした…」

私やリン、レンやメイコ姉さん、ルカ姉さん、そしてユアさんはうなだれていました。
カイト兄さんの企画が通ってしまった…。

「ミリさん、裏切りましたね…」

「…私も、お母様の意見には反対したんですが、お母様の方が地位は上だと思い知らされました…」

「あはは」と乾いた笑いをしつつも、私は帰ってきて直ぐのフィルさんの言葉を思い出していました。

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「キリアちゃんとルル君の居場所が分かったって…?」

私はフィルさんに尋ねました。

「まあ、イウルの言葉だからな。イヲラ、話を頼む」

フィルさんはそのまんま「チャオー☆」と言って部屋から出て行ってしまいました。

「あ…」

私達は、一斉にイアル君の方を向きました。
イアル君は、眠たそうな目を少し開いてぼけーっとした感じで立っていました。

「…キリアは…地球に…いる…」

「!?」

その場の全員が固まりました。
まさか、私達の行く方向とは逆方向に飛んでいたとは思いませんでした。

「そ、それって本当…なんですか…?」

ユアさんは信じられないという風な少し震えた目でイアル君に言っていました。
エンジェ星についてはいなかったとはいえ、あの場所から地球へはかなり遠い。
ワープでも使わなければあの距離では一年かかってやっとつくぐらいだ。

「…分からない…。でも、俺の見た…夢だと…キリア達は……地球に居た……。地球の……日本に…」

「日本、ですか…」

イアル君の言葉にユアさんは少し俯きます。
その場に居る菜理さんや実衣さんは日本出身。
でも…楽しい思いでもあったと共に、両親を喪った悲しみもあります。

「…実は、日本に友達が居るんです。会いに行くついでに、行って来て良いでしょうか?」

ユアさんは、そう言いました。
ユアさんの友達…?
日本というのは、知らない。いや、もしかしたらあの島も日本に入ってるかもしれないけれど…。

「はあ…。ユアならそう言うと思ったよ。あのこに会いに行くのでしょう?それに、エンジェルボイスターで行くのも駄目でしょうし…。そうね、貴方と…誰かを決めてから行きましょう。じゃあ、解散!」

ミリさんはそう言って、退室していきました。

「ミク姉ーっ!」

改めてリンは私に抱きついてきて…。

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「…地球に、キリアちゃんとルル君が…」

「それは私もまさかかと思いました…。どうやって行ったのかはともかく、地球の日本に行かないと、話になりません」

ユアさんは俯きがちに言いました。
実衣さん達は故郷に行きたいとは思わないのだろうか?
そう、聞いてみたら…。

「う~ん、私達もさ、分かってるんだよ。帰りたいって思ってるとか。学校の頃の友達に会いたいとか、でも世界を救う仕事をしてますっていうのも恥ずかしいし、それにね…私達は、こっちに来るって自分で決めたの。お父さんもお母さんも喪って、何をすれば分からなかった私達を救ってくれたのは、ミリさん達だもん。恩を返すまで、此処に残るよ。まだ…故郷に帰る勇気がないだけなんだけどね」

実衣さんは、そう言って笑っていました。

「…故郷って、どんな感じなんですか…?」

「う~ん、日本の千葉県って場所なんだけどね。東京っていう日本の首都って呼ばれる場所があって其処の近い県なんだけど、あ、県って分かる?都道府県っていう…」

「分からないです。すみません…風景のこと聞いたんですが…」

実衣さんは少しずれてる部分が…。

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ルル視点

「…キリア…それってどういう…」

「だから~…さっきボーレイシェンで一瞬だけ見えたの!此処は、地球の日本っていう国の千葉って言う国の中の小さな国みたいな県っていう場所なんだって!」

日本、それはまあ、僕達は知識では知っていたものの、実際にこういう風に来た事はなく…。
僕は、唖然とするばかりだった。

「それってさ…ボーレイシェン、やばいんじゃ…」

「大丈夫、機体はいざという時の為に実衣さんにユアさんが頼んでたこれでしまいこんであるよ!」

「それって…?」

キリアの取り出したものは、アタッシュケースの様な箱だった。

「これ、無用心に開けちゃ駄目なんだよ~、まあ、中にボーレイシェンとか入れてる時だけど」

「こ、これの中に…はいってるの…?」

「うん」

入る分けない!こんな普通のアタッシュケースにあの大きい機体が入るわけない!

「信じたくない気持ちはあたしも同じだよ~」

そりゃ、そうだ。

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ミク視点

「あはは…」

「…」

「卑怯戦隊うろたんだーの初陣なんだぞ!もう少し気合を入れろ!」

悪UTAUが感知されてからというものの、私達はうろたんだーのスーツとやらを着せられ、今に至ります。
カイト兄さんは呆然とする私達の前でそういいます。
唯一の良心のユアさんは出撃しました…。

「そうですよーっ!私が精神込めてそのスーツ作ったんですからね!」

それにしても…。

「精神込めては違う気がする…」

まさか、実衣さんと十五さんまで悪ノリしていたなんて!
う~…。

「出撃命令が出たぞ!GO!うろたんだー!」

「「「「「…ごー、うろたんだー…(棒)」」」」」

暫く耐えてあげれば…カイト兄さんも満足するよね?

続く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歌姫戦士ボカロボット第36話

千葉県にしたのはただデ●●ニー●●ドがあるからです。
っていうか、ただ適当?

ユアさんの友達というのは真音家シリーズにも登場したりとか亜種物語の主人公だったりとかする人達(達の部分重要です)だったり…?

次回予告
ユア「私達は出撃をして、悪UTAUと戦いを繰り広げていました。その中で、ひときわ目立つ物が…。ちょっ!止めてくださいっ!なんなんですかそれはーっ!次回「もうカイト兄さんだけでいいです」って…何が起こるんですか!?やはり、あの時に私が止めておけば…」

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投稿日:2012/08/22 18:06:45

文字数:2,347文字

カテゴリ:小説

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  • tako

    tako

    ご意見・ご感想

    千葉wwwデザナーラヌダォ(ディズニーランド)wwwでも北海道の札幌でもよかったんじゃない?www(CRYPTON有るから)千葉と言えば幕張メッセがありますね

    2012/08/22 21:08:29

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