夏の蒸し暑い空気の中 街の喧騒と虫の声 立ち並ぶ屋台の匂いにつられて
太陽が焼き尽くすように 僕らを照らしている それでも僕はこの雑踏に馴染めない
どうやって歩けばいい どういう顔していればいい 場違いな場所で居場所を探した
駅前のカラオケで 体を涼ませようとした 目が眩むほど賑やかな場所だった
揺らいだ心を預けさせてくれ 僕みたいな捻くれ者を許してくれはしないけど
皆美しく着飾っているのに僕だけ眩しく光るあの太陽を跳ね返せないくらい弱いんだ
夏の見苦しさに眩暈がした 街を彩るのは 屋台だけじゃなくて人も同じさ
意識が遠のくような 気持ちを塞ぐような 逃れられない混雑に混乱してしまう
どうすれば同じように あの太陽に負けないくらい 眩しい光を放てますか
屋台のかき氷代を払い忘れたところで気づかれないくらいに僕の影は薄かった
走馬灯みたいなこの景色に 僕の地味な色を塗らせてくれ
明るい色も暗い色も 混ぜてしまえば一つになるでしょうか
これ以上もう作れないよ パレットを満たすくらいの
悲しみも喜びも 僕を虐めるほどに限界に突き落とすように溢れた
揺らいだ心を預けさせてくれ 僕みたいな落ちこぼれ誰も相手になんかしないけど
皆歩幅をきれいに合わせて同じ道を歩いていることに違和感を覚えてしまった
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