いつからか気付いてた
物陰にひそむ視線
いつの間に現れて
物言わず去っていくの

あたしにはいないはず
双子の姉妹(きょうだい)なんて
それなのに空似なの?
不自然な偶然にも
ほどがあるわ

同じ服 同じ髪
そのカバン 昨日あたしが買ったやつよ
なんでなの 見ているの?
一体何が目的? 誰か教えて

友達がこういうの
あたしに似た女の子
楽しげにあいつとね
昨日 駅で話してた

あたしとね 同じ服
笑い方も真似してた
肝心のあいつはね
まんざらでもない様子
最低だわ

あたしなの? あの子なの?
似ているならどっちだって構わないの?
許さない 確かめる
どちらが本当の存在?

あたしという人間は
それは大した価値は無いけど
生まれてから今までに
悩んで考えて生きてきた
あたしはあたし
コピーなんかいらないわ

闇の中待ち伏せて
ニセモノに刃(やいば)を向けて終わらせるの
あたしたち他人よね?
なのに今 流れる血が
あたしたち結びつけた
永遠に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

Red-colored Silent Shadow

電車の窓に映る影を見ながら考えてました。

真似をされるのを人が本質的に嫌うのは、
自分が悩んで獲得したアイデンティティを奪われる気がするから・・・
と、そんなことを考えた訳です。

実は次作の主題から副次的に生まれた内容でした。

閲覧数:194

投稿日:2011/11/07 21:03:27

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

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