少しずつ陽が落ちるのが遅くなった頃
夕食の仕度途中の君は言った
「シチューのルーを買い忘れた
ねぇ 一緒に買いに行こうよ」って
疲れて重い僕の腰を揺らす

仕事着のままTVの前に根を張る僕は
「肉じゃがでいいよ」とか思うわけだが
あまりにしつこくねだられ
しまいには頬ふくらまし
「仕方がないな」と重い腰を上げる

上着だけ妙にお洒落で 君に至ってはノーメイク
交わす話も暗い話題が多くなってきたよなぁ

コンビニで目に入るバレンタインのコーナー
そう言えばもうずっと貰ってないけど
シチューのルーとチューハイ2本
レジに差し出してる君の
後ろ姿がなんか愛しくなる


上着だけ妙にお洒落で 君に至ってはノーメイク
今頃気付いて 慌てふためく君を笑ってみた

すっかり陽も落ちた頃に帰り着いたアパート
お向いのドアの先にはカレーの匂い
心は揺らいでいるけど
台所の君の背中見つめて
出かかった言葉を飲み込む

作り過ぎたクリームシチュー
明日の朝食行きでいいよ
ずっとこんな余韻が続くといいな


1st Album「walkin' on this way」M-7

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

クリームシチュー

約13年の時を経て動画化ですw
制作陣に感謝!

作詞・作曲/yama。
編曲/market.

閲覧数:714

投稿日:2019/10/12 15:15:50

文字数:482文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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