始発とカフカ
投稿日:2015/08/31 20:08:59 | 文字数:884文字 | 閲覧数:7,193 | カテゴリ:歌詞
歌詞です
伝えたい事しかないのに何も声が出なくてごめんね
僕は毒虫になった
そんなに興味もないと思うけどさ
時間が惜しいので今度は手紙をしたためるとしようか
不甲斐ない一日を
今日も始発の便に乗って
見返すには歩くしかないのに
上手く足が出なくてごめんね
アベリアが咲いている
眼下の街を眺めている
窓の桟の酷く小さな
羽虫を掬って押し潰した
初夏の風に靡いた、白花が今日も綺麗だった
教科書にさえ載っていない心情は
今日が愛おしいようで
誰かがつまづいたって死んだふり
僕らは はら はら はら はら
心を知って征く
今更 ただ、ただ
花を摘まんでいる
あなたは カラカラ カラカラ
遠くを歩いて征く
震えた言葉で書くまま
紙が終わっていく
ある朝目覚めるとどうして
無駄に多い足が目を引いた
毒虫になっていた
そんなに興味もないと思えていた
怯える家族もいないので
一人凪の街を見下ろした
初夏の風に、靡いた貴方の髪が思い浮かんだ
きっと近い将来、貴方は人を嫌いになって
僕は人を失っていく
そうなら僕も笑って会えたのに
いつかは カタカタ カタカタ
一人を知っていく
今更 はら はら はら はら
花を見上げている
あなたは カナ カナ カナ カナ
歌を歌って逝く
震えた言葉で書くまま
朝が終わっていく
あぁ、たぶん
たぶん僕がおかしいだけだろう
人が虫になるわけもないし
手紙が着く当てだってないのに
あぁたぶん
たぶん夢を叶えるにもお金がいる
気付いてたけど
君から届いた手紙を
今も摘まんでいる
震えた何かの言葉を
ただ見つめている
今更 はらはらはらはら
心を知っていく
震えた言葉で書くまま
僕らは はらはら はらはら
心を知って征く
今更 ただ、ただ
花を見上げている
あなたは カナカナ カナカナ
遠くを生きて征く
震えた言葉で書くまま
朝が終わっていく
紙が終わっていく
伝えたい事しかないのに何も声が出なくてごめんね
ただの毒虫になった
そんな僕の変な歌だ
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アイラ
白く映った雲の藍に
揺れる、揺れてく君の背
涙をそっと 僕らはずっと
心の奥にしまうだけで
意地張って傷付けただけ
アイラ
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劇場愛歌
知ってない 聞いてない 待ってない
きっと持ってっちゃったんだ
言い訳の塊を
そっとさ辛くもないようにしゃがんだら
もう自分に嘘を吐いて 知らん顔の僕がいた
劇場愛歌
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メリュー
夕陽が落ちる様に
胸が染まるので
耳鳴りのような
鼓動を隠して
バスに乗った僕は言う
メリュー
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さよならワンダーノイズ 歌詞
街灯沿い ずっとじゃあねって
君は泣いた ただ笑っていたいのに
そっと そっと
固まってしまったんだ
透明色 あの青にだって
さよならワンダーノイズ 歌詞
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無人駅
青い空に今更気付いたようだ
道を抜けた木陰の駅で花を見ている
絵を描いていた
今日も思い出が散って征く
そんな視界だって無人なのに
無人駅
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背景、夏に溺れる
愛想がつきたようなんだ 僕に
廃頽十九の傘に灯がついてる 今日も
十二時過ぎのアスファルトに
落ちた君の 小さな命の重ね火を そっと
雨が途切れたら朝に藍がかかる
背景、夏に溺れる
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ラプンツェル
盲いた目をしている
窓のない部屋で
語れば花が咲いた
二人夜を見てた
変わってないだろうか
ラプンツェル
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レイズ
星の色を手に掴んだ
画面 奥の君
滲んだ声で笑う君は
ただ綺麗でした
あの日旅した世界も
レイズ
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夜明けと蛍
淡い月に見とれてしまうから
暗い足元も見えずに
転んだことに気がつけないまま
遠い夜の星が滲む
したいことが見つけられないから
夜明けと蛍
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白ゆき
毒を飲み込む前に
五畳の一間で、夏を見下ろすように
あの日のことを思っている
「春の河原の前を歩いたあの日は、
夜を忘れるような陽の射す朝で
白ゆき
ナブナです。曲作ってます。ニコニコ動画に投稿した分はこちらです→http://www.nicovideo.jp/mylist/30722660
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